2006年9月22日

人を育てるという事

業務の引継ぎというのは、中々スムーズにはいかないものだ。
自分がやれば何時間かで確実にできる、と思うところを何倍もの時間をかけて教えながらじっくりとやって見せ、実際に任せてみると更に何倍かの時間がかかる。
自分の頭の中では、既存フローとして関連づけられている事も、他の人がやって「新しい」と感じた場合には仕事と仕事の流れを理解するだけでも大変なことだし、ケースによって判断が多岐に分かれる場合はそれぞれの判断基準も明確にしなければ、同じ仕事を同じレベルで執り行う事はできないだろう。
それでも業務をバックアップする人材を育成することには意義がある。
苦しい育成期間を乗り切ることができなければ組織として仕事を安定化させることもできないし、何よりも「その人が新しい可能性にチャレンジする機会」を奪ってしまうことになる。
新しく取り組みたいことがホントに山ほどある。
今はそのためにせっせと人を育てている。

2006年9月17日

未熟を恥じるな

ベンチャーの社長は「カンペキ」ではない。
ココロザシを高く持ち、創業の道を歩んでいくにしても、直面する課題はマワリが思うほど少なくなく、コンサルが云うほどキレイに線の引けるものでもない。
更に駆け引きの多いポジションだから、関係者の話は利害抜きには考えられないし、第三者からの評論では実戦で活きる要素がホントにちょこっとしかない。
社長が前に進むのはホントに孤独で厳しい作業だ。
それでも、会社を良くしたいと思わない社長はいないし、未熟である事が理解できていないワケでもない。
今、出来ていない事や、知らない事がある事は恥ずべき何物も無い。
恥じるべきは、孤独で厳しい「改善」の意欲を失うことだ。
泥の中でも理想を追い続ける強い力。創業社長の折れない心はそれに支えられている。

2006年9月12日

単価の安い仕事

うちは、自分たちの仕事について責任とプライドを持っているので、適正と思われる単価を下げて受注する方針はとりたくないと思っている。
しかし、「どうしてもこの金額でやって欲しい。御社にやって欲しいんです。」と頼まれた場合は、金額ではなく引き受けるケースがある。
要はそこに、誰かのアツい気持ちが篭っている仕事であるなら、報酬として受け取れるものが金額以外にもあると信じているからだ。
だから、うちのスタッフにとっては数字以外の部分についても誠実であってほしいと思うし、それが当社のDNAになってもらえるとうれしい。
さて、ここに一つどぅ考えてもワリに合わなさそうな金額の仕事が一つある。
うーん。ぅぅむ・・。
そぅはいっても、あんまりやりたくないなぁ。。手がけている途中にいい案件きたら回らなくなりそうだし・・。むぅ。

2006年9月10日

web2.0・・

東京出張の際、コスモ証券のM師匠から聞いた話のうち、
「GMOインターネット証券に注目している」
という話があった。
GMO?・・お名前.comの会社だっけかなぁ。くらいな印象しかなかったのだけど、今日ちょこっとホームページを見て唖然。
カンペキにweb2.0志向だ・・。
正直に言えば、オープンソースやマッシュアップなんかは、システムトレードを行うオンライン証券にこそ必要とされるシステムだとは、むかーしむかしから思っていたし、うぇぶにーてんれーなんて騒がれる前からコアなディトレーダーから鬼のような要望として挙げられてきた提案だ。
しかし、「既存の証券会社のシステムがそんな変更を許さない。」「セキュリティ的に許されない。」「なによりもオカミが許さない。」という壁に晒されて、現実的には、夢見る事すらムリなのかなぁと思っていた。
それが・・!
見事すぎてコトバがねぇべ。。
トップ自らが、CGM志向でユーザビリティを考えながらシステム構築してったら、そりゃ既存の取引システムなんて、あっという間に陳腐になるだろうさ。
コストの削減や、思いもしないサービスの提供と云うのは第一段階。
恐ろしいのは、というよりも、俺自身オンライントレードという夢にかけた一つの理想像としては、
「他社と比較して投資家の勝率が著しく高い証券会社」
というものが可能になるだろう。
今まで、「投資は個人責任です」といって逃げてきた証券コンサル業最大のテーマ、「お客様である投資家を如何に勝たせて資産形成させるか?」にオンライン証券は挑んでいくべき時代が来てしまうのではないか。
正直投資家の希望は、「儲かるなら手数料多めに払ったって全然問題ないよ。」というコトに尽きるのだ。
お客様志向でシステムを作って、リスク管理や投資理論を投資家ユーザに意識させないレベルでシステムに織り込む事ができれば、当然「そのシステムを使って取引をするだけで、それ以外の投資家とは歴然と勝敗に差が付く」結果になるだろう。
ドキドキした。ネットレに今もいたなら、この時代ワクワクするだろうね!

2006年9月8日

《プレスリリース》

愛知大学から受け入れたインターン生M松君の企画担当したプレスリリースが一発当たった。
頑張って取り組んでいてくれたので、一つも効果が無いと申し訳ないなと思っていたけれど、一安心。
記載内容は、うちのメインサービスであるフィールドチェンジアドオン。プレスリリースのノウハウとしては、面白いので、今後うちの企画をうつときは引き続き彼の手法をとってみようと思う。
ZDNet
フィールドチェンジアドオン
他にも8月からインターン生が取り組んでくれた多くの企画の芽がようやく実ってきたところ。感謝、感謝です。