今月は特に飛び込み営業が多い。
私自身も営業を担当しているので頑張っている営業さん達には出来るだけ応援したいと思っているのだけど、私に営業するのであれば以下について絶対守って欲しい。
1.即決を迫らない。
確かに営業ってであった直後が一番成約率も高いし、効率的だと思うけれど、私は「検討」のフェーズなしで即決は絶対にしない。商品と会社と自分に自信があるのなら即決を私に求めてはいけません。即決を求めた営業さんには基本的には二度と会いません。
2.上司と同行はNG
クロージングのために上司の同行を求めるのは営業の基本なのだろうけれど、当社は担当者自身が頑張れない人とは付き合いません。新人でも自分で交渉してください。一方、私は若い人(特に新人)は当社がサービスを受ける立場であれ、お客様であれ、できるだけ一緒に育てたいと思っています。その点、私と直接お話する機会はベテランの方よりも多くなると思います。
3.アポはひかえる
私は基本的には動き回っています。営業さんとのコンタクトで時間を縛られたくありません。一番私にとって都合がいいのは、「今日空いている時間ありますか?」とメールでたずねてもらう事。親しくなった人にはグーグルでの公開スケジュールのURLを教えますので、事務所で面談などをしている前後で声をかけてもらえるのが一番効率的。その意味で飛び込みはわりと歓迎なのです。いないことも多いけれど。そしてアポがあったとしても直前に一本連絡があると助かります。緊急のために私が控えているのであり、緊急の場合営業対応などのアポイントの優先順位は申し訳ありませんが後ろ側に回ります。
4.うちのメリットを聞かせて欲しい。
御社の売りたい商品やサービスは当然あるのだろうけれど、それで当社にとってメリットが本当に出るのかを考えて欲しい。我々の要らなさそうな商品はあえて売ろうとしないで欲しい。
5.決断のタイミングは当社が決めます。
商品性やサービスでそのよさを理解していても、予算や人数の関係上タイミングを計っている時はたくさんあります。無理にプッシュしてくる業者は要りません。準備と提案は歓迎しているので、GOサインの出しやすい状態にしておいてもらえると助かります。直近では決算月、利益分と投資分の金額がみえた時が一つのタイミングになると思う。
6.当社の事知ってから来てください。
今のところ広告費や他の何か投資で決済しやすいのは5万円前後です。500円のために色々契約を触るのは時間がもったいないし、50万以上かかるようなものもよっぽどの効果が確定していない限り必要ありません。当社がもっと大きくなってから声をかけてください。
特に最初は5万~10万の取引で実績を残してもらえれば次回金額ボリュームが上がっても検討しやすくなります。
7.時間的に余裕のある日時
10日に給料などの支払があるのでその前後は事務所にいやすいと思います。中でも、午前中は処理に充てているのでできるだけ15時以降なら面談しやすいと思います。また、20日以降月末までは請求書の処理がありますのでこのあたりもわりと事務所にいます。
8.担当者の性格
営業の人はギラギラ系が多いのですが、私の担当をしてもらう人は穏やかな人が向いていると思います。
私に対するアプローチの仕方はきっと各社の営業ノウハウとは異なるケースが多いと思いますが、上記を踏まえてきていただければ基本的に色々な人と出会って業務を改善していく機会はなるべく作りたいと思います。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

トップの説明責任というのは多分経営者自身が考えているよりも重いものだと思う。
情報保護の観点から話せない事も多いし、自社のウィークポイントを声高に宣言するのは信頼感を損ねる事にもなるので、外に出せる情報は当たり障りの無い耳あたりの良い情報ばかりになりがちになってしまう。
しかし、経営が困っている事は往々にして働いているスタッフや協力していただいている外部者も不満に思っているケースは多いし、何よりも実はお客様に迷惑をかけているケースだってあるので、関係者全員に協力してもらって早めに解決する事は重要なのだと思う。
そのためにはあえて目先の不利益にはこだわらず、率直に困っている事を説明して納得した上で協力を求めるという姿勢を経営者は崩してはいけない。
現在当社で最も気になっていることは、経理処理や入出金に絡むチェック機能の強化であり、報告等の各個人の自主性に依存している報告方法やモラルを会社全体としてどのようにシステム化していけるのかという部分だと思う。効率的な管理体制の作成、システムを各個人に浸透させる育成、運用しながらの不具合やコストのチェック、改善のサイクルをどのように回すか。そういった点を場当たり的ではなくて長期的に通用するような視点で構築していく事が大切だと思う。
税務にしろ労務にしろ、誰か一人に全てを頼る状況をチームとしてどう克服していくか。その一歩目としてまずは現状をみんなに説明していく事から始めようと思う。