2013年7月1日

11年目挨拶

株式会社トライアンフ代表取締役日向でございます。お客様、パートナー各社、スタッフの皆様には、第十期も本当にお世話になり、心より御礼を申し上げます。

節目になる年でもあり、静岡オフィスの立ち上げなど新しい挑戦も多い年でしたが、順調に1年を乗り切ることができました。10年は創業以来目標としていた年数でもあり、感慨も深いものがあります。関係者の皆様には本当に感謝しております。

 

去年から今年にかけて大きな流れが二つあります。一つはウィンドウズXPがサポート終了になる事を受けたウィンドウズ7化の流れ。もう一つは、モバイルデバイス管理が普及し始めたことによる、法人のスマートデバイス導入の流れです。法人や官公庁のパソコンリプレース需要というのは、毎年一定のボリュームがあるのですが、今年は需要を先食いした形で展開が進んでおり、業界全体好景気に沸いています。来年以降が怖い状況ではありますが、一年一年しっかり対応していく事が大切だと思います。一方、携帯電話がスマートデバイス化して、通信業界との境目が殆ど無くなってきたことについてはありがたいと思いますし、今後ますます拡大する傾向は間違いありません。

 

今年度は、良い年になります。

だからこそ、この一年で徹底して取り組まねばならない事があります。それは、安定収益基盤の強化です。プライムの取引を強化する事。長期の案件を大切にする事。幅広く新規のお客様のお仕事を戴く事。新しいジャンルのお問い合わせにも真摯に取り組む事。

その為に大切なことはやはり人材です。長く、柔軟に対応してくれるスタッフを大切にする事。採用に力を入れる事。育成に時間と予算を投入する事。毎年、大切だと思いながら中々具体的に予算や時間を割かないところに、今年は意識して取り組んでいきたいと思います。

 

今年はしっかりと腰を据えて、お客様のご要望にしっかりと応えていく一年に出来ればと思います。何卒変わらぬご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

2012年7月1日

10年目挨拶

- 10年目挨拶 -

多くのお客様、パートナー会社の皆様に支えられ、当社も10周年を迎えることが出来ました。まずは、関係者様の温かいご支援に心から御礼申し上げたいと存じます。

創業期からこの10年は、会社としての基盤を作ることを重視して経営の舵取りを行なって参りました。基盤となるお客様との良好な関係。基盤となるサービサーの質の向上、増員による受け皿の拡大。自社だけでなく、当社と同じように品質やお客様文化を重視していただけるパートナー会社様との信頼関係の構築。全国規模の案件を受注し運用できるネットワークや財務基盤の強化。どれも短い期間で達成できるものではなく、一つ一つのお仕事を丁寧に行なう事でビルドアップして参りました。

近年の日本全体を襲ったリーマンショック・大震災等の外部要因では、当社もその荒波により、大変苦しむことになりましたが、関係者各位の大変温かいご支援の下、9期は大幅な業績回復をはかる事ができ、この10期以降も力強く前に進んでいく体制に復帰する事ができました。

中期経営計画「Nest Alliance2008」は大きな外部環境の変化を勘案して振り返ると、その計画理念は充分社内に浸透し、良い結果に繋ぐ事ができたと考えます。詳細な検討は9期決算後に行ない、次期の中期計画と共に公表したいと思います。

今後の経営環境についてですが、引き続き外部環境は厳しい状態が続くかもしれませんが、サービス品質とお客様文化や思想を大切に一つ一つ積み上げてきた信頼関係は簡単に揺らぐものではありませんし、高く評価いただいていることがスタッフ一人一人のモチベーションにも繋がっています。急成長や急拡大等のギャンブル的なスタイルは当社には合いませんので、着実に力をつけ、一つ一つ信頼を獲得し、大きな仕事も堅実に安心してお任せいただけるような会社に育てていければと考えております。

一方で、IT業界を取り巻く環境は、恐ろしい勢いで変化します。技術はもちろんですが、情報産業は、通信・電力・物流・建設等の既存の垣根を越えて新たな思想の元、様々なスタンダードが生まれます。作り手には、発案し、開発し、売る仕事があるように、我々のような導入・保守・運用に携わる会社は、ユーザがそのスタンダードについていけるように支援する事が使命であり、変化についていきお客様に届ける事が仕事です。そのためには新しい技術を知っているだけでは片手落ちで、「それまではどうであったか」「どの分野とどの分野の基盤技術や思想が反映されたサービスや商品なのか」「お客様やユーザがどの分野を得意としてきたか既存分野ではどこに属しているのか。何が足りないと感じているのか。」という事がわからなくてはなりません。

今後とも全力でサービスを向上させ続ける企業であり、信頼を大切にする企業でありたいと思います。ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

2011年7月1日

9年目挨拶

- 9年目挨拶 -

 毎年ご挨拶の冒頭に、感謝の気持ちをお伝えしておりましたが、第8期は創業以来最も大変な節目の期となり、支えていただきました皆様には、本当にお力添え戴きました。心から感謝しております。また、東日本大震災にて被災されたお客様・パートナーの方々には、心からお見舞い申し上げます。

 今期の経営環境と致しましては、ずばり復興がテーマになると思います。来るべき爆発期に向けて着実な準備ができるかどうかが、今年の明暗を分けることでしょう。また、震災後で意味合いの変わり始めたクリーンエネルギーにつきまして、昨年来取り組んできたスマートグリッド関連事業に関しては、新たな展開を向かえる事になりそうです。

 マネジメントでの重要ポイントとしては、採算性の向上となります。前の期にて大きく手を広げた箇所を丁寧に見直して、売上を伸ばし、コストを抑える。シンプルな意識付けを社員一人一人が行なっていく事を徹底していく事が、今期は大切になります。

 そしてこれまで創り上げてきた組織力を充分に発揮し、お客様にご満足いただけるサービスを追及していきたいと思います。

 大変な時代であるからこそ、当社に関係していただいた方々に当社のことを好きになってもらえるような会社でありたいなと想い、日々経営をしております。そのために、お客様にも従業員にも感謝の気持ちを忘れずに、ひたむきにサービスを向上させていく取り組みを今期は大切にしていきたいと思います。

 今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2010年7月1日

8年目挨拶

- 8年目挨拶 -

 多くの出会いと、精一杯のサービスをお届けしていく中で、当社も8年目を迎えることが出来ました。厳しい時代に当社を信頼して支えていただきましたお客様、従業員、ご関係者の皆様には、本当に感謝しております。

 前期7年目の経営を振り返り、テーマにして参りました「創業以来一番の出会いの年」につきましては、北は北海道から南は沖縄まで実際に自ら足を運んで多くのパートナーの皆様とお会いし、交流を持つことが出来ました。また、中期計画の柱と位置づけていた東京進出(エリア軸)を実現し、社員への教育訓練によるスキル軸の強化、軽貨物運送事業の届出や個人向けPC設定の拡大等の周辺業務軸への強化など、基本戦略の具現化に向けて力強く歩みを進めた一年でもありました。

 今期の経営環境に目を向けますと、昨年度の不況下で我慢し続けていた保守やリプレースの我慢切れ需要と、国策として推し進めたいスマートグリッド関連、医療介護関連等の対応がポイントになりそうです。

 マネジメントの考えなければならない重要ポイントとしては、人材戦略の構築だと思います。新しいステージで新分野のスキルや経験が必要な時、より多くの仕事を吸収しなくてはならなくなった時、新たな人材の確保や育成をどのようなポリシーで行なっていくのか。どのように機能する組織にしていくか。この一年は深く考えねばならない重要なテーマになると思います。

 そして7期に一年を通して知り合った多くの出会いを有機的にお仕事と結びつけながら、拡大したエリアや多様なサービスを展開し、品質の向上に取り組んで活きたいと思います。

 今期は大きな転換期になることが予想され、素早い判断や柔軟な対応を求められる事が多くなると思います。「変化」に前向きに対応し、一つ一つの仕事を確実に乗り越えて、お客様の要望に応えられるよう、社員一丸となってサービス向上に取り組んで参ります。

 今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2009年7月1日

7年目挨拶

- 7年目挨拶 -

代表取締役社長 日向正嗣

 世界的な不況の影響で大きな荒波が続く中、お客様、従業員、多くの関係者様に支えられ、当社も7年目を迎えることが出来ました。大変な時代に当社を支えていただいている皆様には、心より御礼申し上げたいと思います。

 前期6年目の経営を考える上で、「アライアンス」を重要なテーマと位置付け、多くの会社様と積極的にお会いし、業務的にも地域的にも協業できる体制を築き上げて参りました。中期計画の大きな柱として位置付け取り組んできた内容が、結果的に後半の既存取引が崩れていく中の大きな支えになりました。

 さて、今期の経営環境に目を向けますと、不況後の「内製化」のゆり戻しがキーワードになるでしょう。暫くはパイの縮小による生き残りに力を注ぎ、淘汰が進んだ後のゆり戻し期には相当大きな技術者不足が発生すると思います。労働市場が総悲観になっている現在の状態は相場で云うセリングクライマックスの様なものだと思います。景況感が一転した時に経営資源が空っぽにならない様、ヒト・モノ・カネと信頼関係を手放さずに我慢できるかが今期の目標となりそうです。

 マネジメントの方向性として、解決方法を「縮小均衡」だけに求めない事が大切だと思います。元々技術者の不足している業界である為、縮小均衡の上、景況感の回復を待つのも有効な対策だと思います。しかし、サービスにもライフサイクルがある以上、新しくできる事を増やしていく、サービスの多様化を進めていく、新たな技術を身につけていく、そういう姿勢が経営のリスクを逓減していくのだと思います。

 今年は創業以来一番の「出会いの年」にしたいと思います。スタッフ一同精一杯の努力と、サービス精神でお客様との信頼関係を築いて参りたいと思いますので、今後とも一層のご支援をよろしくお願い致します。