2006年2月11日

《仕事は忘れて》

明日は姉の結婚式なので、今週末土日は社業を全て任せて、すっぱり仕事を忘れて姉の為に準備するつもりでいた。
昨日も夕方からは家族から仰せつかっていた仕事もあり、とても社業を進める事なんてできないと思っていた。しかしながらそんな日に限ってトラブルというものはやってくるものである。
土曜日の手配が急遽変わってみたり、月曜日の既に仕事枠一杯請けているところにもう一件ねじ込まれたり、既に確定したと思っていた案件のスタートを渋られたりで、携帯電話から離れられない。
ちょうど10日で支払日と云う事もあり、振込みの確認を終えると23時。
バイトの面談結果を金曜日中に送ると約束しながらも、再スケジュールをする余裕はかけらも残されていなかった。とりあえず、スケジューリングについては専務に渡し、今日明日の現場に目処が付いたあたりでやってもらう事にする。
朝起きるとクシャミが連続で3発。まずい。どこかでウイルスを仕入れてきたか?
しかし、今日こそは、仕事から距離を置いて明日の準備をしなければならない。なんといっても披露宴で行うマジックについて、まだかけらも準備できていない。
起きてみて今日明日の手筈を家族と確認すると、今日の夜は親戚を家に泊めるのでテーブルから会社のものを片付けるように指示される。確かに見れば、昨日の支払の為に必死で計算した領収書、送られてきて保留にしていた請求書、面接で受け取った履歴書や職務経歴書、1月から加入し始めた雇用関係書類が、所狭しと無残に散乱している。これでは恥ずかしくて人を家には泊められない。
一時的に端っこに寄せておこうかとも思ったが、なくしてしまうと一大事な重要書類ばかりだ。一大決心をして、事務処理に取り掛かる。
ふと気がつくと、いつもにもまして仕事をしている自分がいる。姉よ、すまぬ・・。