2005年1月28日

《単純化》

経営でも人生でも、そして何かを教える場合でも、難問にあたっと時の対処として大切な事は「単純化」にある。可能な限り本質を抽出し、できる限りシンプルに捉える。そして、その根本部分の解決を目指すのだ。枝葉の部分はその後で良い。
目の前に大切にしたいお客様がいて、引き受けたい案件がある。受けるためには、他の仕事を断らなければならないかもしれない。人が足りないかもしれない。スキルが足りないかもしれない。予算が足りないかもしれない。
確かに、大きな案件で未知の仕事を引き受ける際には、クリアしなければならない問題が次々と思い浮かぶ、実際に走り出せば思いもよらない問題がさらに次々に発生するだろう。
だが、本質は単純なのだ。お得意様からのおいしい仕事だから引き受けたい。だから引き受ける。これで良い。そして全ての問題に関する答えはこれから考えればよいだけの事だ。
全ての問題は単純に考える事だ。人がいなければ雇えばいい。借りてきてもいい。金が足りなければあるところから借りればいい。スキルや知識が足りなければここで学べばいい。大丈夫。きっと簡単な事だ。
大事な事は、チャンスがあればそれを逃さない事だ。手を出さなければ失敗するよりも後悔するだろう。ただそれだけの事なのだ。