2005年3月31日

《報・連・相》

ホウレンソウは、社会人としての基礎能力のひとつとして挙げられるのだが、当社、というよりもうちの業界ではちょっと異なる。
ひとつは階層が複雑で誰にどこまで何を報告・相談できるかを見極める必要があり、もうひとつは一定の範囲では自己完結能力を求められるということである。
仕事にトラブルは付き物で、解決のためにはなるべく中間に人を通さないで直接担当者に聞いて正確な情報を手に入れる必要がある。
一方、些細なことを直接のクライアントを飛ばして、元請に尋ねたためにクライアントに迷惑がかかるということも頻繁に起こりうる。
ヘルプデスクが設定されている場合であれば問題はないのだが、そうでない場合はどうするか。
基本は近いところから、つまりうちのスタッフであれば私から聞いていけば間違いないが、当社とじかに取引している会社までは信頼関係ができているので相談可である。
私に上がってくるのは事後でもかまわない。
基本はミスったときの対応だけだ。ミスはしてもかまわない。現場を知らないクライアントが目くじらを立てる場合もあるが当社の評判等を気にして抱え込む必要は全然無い。
トラブルのフォローをするために会社はあるのだし、中間に位置する会社もマージンを抜いているのだ。
大丈夫。責任は会社が持つ。失敗しても良いから思いっきり仕事してほしい。