2006年2月19日

《時間を守る》

仕事をする上で、上司や取引先に対してどんな事にもハイハイと従い覚えをめでたくする事は簡単である。
自分ひとりの事であれば、残業や休日出勤をして凌ぐ事も出来るだろうし、自分の残業代をつけなければ目に見えるコストも上がっていく事はない。
しかし、多くの仕事が協業で成り立っている以上、いくら取り入りたい上司の希望や大切にしたいお客様のご要望でも全てを受け入れていたのでは、協力してくれる部下や一緒に仕事をしている下請会社に対して多大な迷惑を与えてしまう事になる。
特に大きくの人や組織が関わっているプロジェクトをリスケする場合などには、関係者全てのスケジュールを再調整する必要があり、金額だけでは解決できない場合もある。キャンセルであればそれこそ金額だけの問題で片付けられるが、既に他のスケジュールが入っているところにねじ込んでいくような大幅なタイムオーバーや日程変更は、金額よりも信用を取りたい人や組織としては何とも調整のしようが無いものなのだ。
だからこそ、仕事上では「約束した時間を守る」という事がこれほど重要視されるのだろう。
「開始時間を守らせたい、ドタキャンは赦さない」、というのであれば、自らも「終了時間を守る、ドタキャンはしない」、ということを守らなければいけない。これは本来、お金を払う側こそが気をつけるべき事項である。