2005年3月30日

《肉体的ハンデ》

私や当社にとって、スタッフが病気や怪我などのハンデキャップを背負っていることは消してマイナス材料とは考えていない。
ハンデキャップなどは、その人の一個性という以上の意味などは存在しないと思っている。
病気自慢をするつもりはさらさらないのだが、私自身去年から「バセドウ病」という奇病にかかっている。
病気の説明は次のサイトに譲るとして「http://www.hahoo.jp/~koujyousen/basedou/p1.htm」現在は薬で抑えているので通常の生活には支障が無い。
去年の今頃、発病当時は病院でもなんの病気か原因がわからず、立てなくなったり、激ヤセしたりしていたので、その頃の私を見ている人であれば思い当たる事もあると思う。
その頃から、まわりのスタッフには非常に助けられているのだが、「会社に迷惑をかけている」とは思わないようにしている。
病気や怪我、あるいは出産などで一時戦線を離れることがあったとしても、それをカバーできるのが会社組織というものであるだろうし、構成員が五体満足で100%何時でも会社のために尽くすような前提では、むしろ社会正義に反しているだろう。
私は小さい頃から「皆勤賞」を学校が薦めているのに反対だった。病気であれば治せば良いし、感染するものであれば、むしろ休ませるべきだ。
どうように会社がクライアントのためということで、構成員の体を壊すほど酷使するのは反対である。
経営者の責任感は、クライアントの要望を満たすためのみに発揮されるのではなく、会社を構成する全ての要素に配慮して発揮されるべきものであると考える。