2005年4月6日

《自分史を語ろう。小学校編。》

小学生になる頃の記憶からは、かなり鮮明なものになっている。
恐らく、時間や日付の概念を正確に理解できたのがこの頃だからだろう。保育園の頃はイベントの順序が良くわからない。
また、母親が世界の中心であった保育園時代から、先生や友人のウエイトが増す小学校時代に入り、他人からの影響が性格に反映されていくことになる。
特に、3・5・6年生の頃教わったT先生の影響は絶大である。
青山学院の心理出身の教諭であり、国語のエキスパート。ユニークな授業方法などはご近所でも話題になって、特に彼の教え子の記憶能力はすさまじいものであった。
じゅげむに始まり、都道府県、四文字熟語、ことわざ、その他もろもろ、私自身も異常な量を暗記している。
国語の教科書でも、ぶす(附子)等は丸暗記したし、映画のグーニーズを丸暗記したりと暗記量は際限が無かった。
また、年に一度の「学習発表会」という演劇の発表会でもかなり力が入っていて、その頃から「ステージを創る」魅力に引っ張られていた。
演目は、浦島太郎と卑弥呼。両方とも主役をやったのでストーリーもせりふも殆どまだ入っている。
卑弥呼は熱演でした。「おぉー!見えるのじゃ、見えるのじゃ。2千年後のわが国が。何たることじゃ。美しき自然は壊され、人々は贅沢な暮らし。なんと、子供が子供をいじめておるではないか。誰のせいじゃ、誰のせいじゃーっ!(ばたり。)」
課外では、サッカーやったり野球をやったり、カブスカウトをやったり、アクティブな活動をしていた。
そうそう。この頃は絶対音感があって、和音を聞き分けられたり、楽譜を見るだけで歌えたりと今考えればうらやましい能力があった。
いつごろ無くなってしまったかは不明。