2005年7月24日

《財務》

経営を司るものとして、次代のステップを踏むためにどうしても乗り越えなければならない壁がいくつかある。
その一つは間違いなく「資金」の壁だろう。
特に当社のように小資本から始めたベンチャーであれば、間違いなくこの壁は厚いものとなるだろうし、財務に弱い経営者では勢いがあるほど危険でもある。
なぜなら、小さな規模で軽いマイナスが生じたとしても、「自分の給料を遅らせる」や、「自分の貯金を取り崩す」といった、社長マターで解決が可能であるステージから、一気に個人ではどうにも解決できない金額へ踊りだすからである。
当社の「今」はまさにこうしたステージであり、今期はこのテーマとの戦いになるのではないかという危惧もある。
解決するために考えなければならないことはいくつかある。
一つは月次の資金の出入りを詳細に掴む事。一つは請求書などはなるべく前倒しで処理し、ワントラブル起きても入金が遅れる事態を避ける余裕を持つこと。一つはあまりギリギリの勝負をかけないこと。短期資金を調達する手法を確立すること。そして最後に、これが一番大事なことだが、財務に強い人間を入れること。
入り口でいつまでも躓いているわけにはいかない。