2005年8月22日

《RSS》

RSSとは、Webサイトの見出しや要約などのメタデータを構造化して記述するXMLベースのフォーマットである。
元々私は前職でWEB関連の仕事をやっていたために、そちら方面の技術に興味がある。前回書いたウィキやブログについても同様で、仕様に興味を持つのではなくその利用価値を探りたいと思っているのだ。今回はブログ等が吐くRSSの可能性について考えていた。
ブログがここまで普及した今、検索エンジンのクロール方法は必ずRSSを意識したものになるだろう。前回も少し触れたがグループウェアにもウィキ等のツールが使われるようになってくるはずだ。
たとえば、ニュースリリースや最新情報、採用募集などの旬の情報を検索エンジンに拾って欲しい時にこれまでのヘッダや本文による最適化とは比較にならないほどのマッチング効果がすばやく得られるはずである。
たとえば、社内でいくつかのプロジェクトが進行していく時に必要な情報だけ、最新時には必ず、といった方法でコミュニケーションを取るために、カテゴライズされてトラックバックなどの機能を搭載するウィキなどで、RSS管理すれば膨大な無駄同報メールを減らすことができそうである。
そんなことをやっているベンチャーはないかな?と思って探してみると懐かしい社名に遭遇した。
ドリコム
大学時代、マジックサークルの後輩の一人が熱中していたベンチャーである。その頃はASPサービスをメインに展開していたのだが、久しぶりに見てみると大きく成長している。
見知ったベンチャーが自分の興味のある分野で成長している姿を見るのは嬉しいようで寂しいようで。
しかし、先端技術はその技術自身よりも付帯する利用方法や導入にこそ大きなビジネスチャンスが眠っていることが多い。だから起業家が技術に興味を持つのは、遅すぎるということは無いのだ。