2008年7月13日

経営コンサルタント

金曜日、経営コンサルタントをしている社長さんが飛び込みで営業に来た。
きちんと私のことも事前に調べていて、中々面白い営業スタンスだなぁと思って、やる事が山積みだったにも関わらず、ついつい話を聞いてしまった。
コンサルの視点は面白い。
話題を揺さぶってみても、軸足がぶれなくて聞き方が上手いなぁと感じた。
インテリジェンスを刺激されるようなやり取りというのは、仕事している時はあまり発生しないのでちょっと飢えているのかも知れない。
でも一つ、話していて気になる事があった。
経営戦略の話でDELLモデルを出していたのだけど、このDELLモデル、去年躓いて大幅転換したのだけど、それを全然知らないようで受注生産方式やユーザ直販みたいな戦略は長期で・・という話を力強く語っていた。
うちをコンサルしようとしていて、DELLのビジネスモデルチェンジを知らないようではなぁ。。市場が変わってきていて、消費者市場・ブリックス・ノートPCの廉価化が進んで、アメリカ中心法人中心のDELLモデルは見直しを迫られた。というところがコンサルのスタートラインで無くてどうするのだ。名古屋駅の地下のユニモールにもおしゃれなDELLショップがあるしね。デザインにもずっと力を入れている。小売に力を入れて来ている・・というところまでは、普通の人でもこの一年でなんとなく気がついているだろうし、コンサルの視点であればもう一歩俯瞰してソリューションと結びつける何かが煌いてもいいと思うのだけど。ね。
いや、DELLのビジネスモデルを自分から引っ張り出すから気になったのであって、門外漢ならそんなウチの業界の戦略に興味が無くて「DELLといえば受注生産直販」を今でもひた走っていると思ってもらっていても全然問題無いのだけど。
まだタイミングではないと思ってはいるけれど、販売や販社との提携はインフラ系をやっている我々としては考えうる進出方向の一つだ。実際協力会社の中には手がけている会社もあるし、うちもDELLと全く無関係というわけでもない。ブレインが市場の変化に鈍感ではトップの決済も正しく行えないし、「知らなかったから」って間違えた舵を取られたらステークホルダーに申し訳ない。
でも、キラリとした視点もいくつかあったので、面白い時間だった。お話したうちのデータをどう加工して今度持ってきてくれるのかも興味がある。ちょうど決算明けで新しい期の方向性を探っているときに良い刺激をもらった。
さて、明日も頑張ろう。