2006年1月15日

《時間のある月》

第三期が始まって以来、毎月毎月目が回るような忙しさであったが、今月は仕事量が少ない。
売上が伸びないのは経営者にとっても、スタッフにとっても直接懐に響く深刻な事態ではあるのだが、普段おろそかにしている大切な問題点を確認する絶好の機会であるともいえる。
ちょうど半期と云う事もあり、毎月処理だけではわからないハーフスパンでの各経営指標の推移や、税や保障、契約等の問題点を確認したり、忙しくて中々顔を合せる機会が無いスタッフと直接話す機会を持ったり、中心メンバーを集めてミーティングを行ったり。確かに気が滅入るような問題点が山ほど洗い出されるし、逃げられるものなら逃げてしまいたい事は多い。実際に仕事が大量に入ってしまえば、そうした問題点にはとりあえず目をつぶり、お客様を優先させてしまうだろう。だからこそ貴重な時期だとも云える。
私が経営上考えている事や悩んでいる事を理解してもらう事や、私しか処理できないでいる様々な雑務を共有していくのにも必要な時間でもある。
会社の源泉は売上であり、仕事が来なければおかねにはならない。これは大前提なのだが、仕事が発生してそれをお金に換えていく実際の手順やそれぞれ個々の現場仕事に関わる人の思いや不満を共有する時間は「効率」で計ってはいけない大切なものだ。
だから、時間のある月は大切に過ごさなければならない。