社長というのは人事戦略の大切さをよく知っているものだし、当社はサービス業であるので人材はサービスの柱になっている。
営業さんの飛び込みは必要でない業種であれば時間が削られてけしてうれしいものではないのだけど、求人系の営業の人は基本的に歓迎な感じなのだ。
かといって、「掲載して~。記事が違うので一度お試し~。」みたいに自分のところの商品を売る事しか考えていない方はやっぱり話すだけムダで、チョコっとだけ期待している事はそのワキにある。
一つは労働市場の状況であり、採用単価やら同業他社の採用状況、詳しくは知らないにしても募集をかけた背景やちょっと前に掲載した募集がどうなったかなど営業補助的な要素を期待しているのだ。正直なところ求人関係の営業ほど各企業の人事にくらい付いている職種はないのだから、いっそ掲載単価に見合わないスポットでワーカー求めている同業者があったらこっそりうちを紹介してくれればいいのにとすら思う。
中でもやっぱりうちの同業に強い担当者の話は面白い。
確かにうちの宣伝広告費はたいしたボリュームではないのだけど、求められてする営業はモチベーションにつながるのではないだろうか。
私自身、自分のサービスを売る際は一人の営業であるわけで、やっぱり契約が決まるどうこうも大切だけど、お客さんの役に立つのは嬉しいと思う。
商品の魅力や会社のブランドだけでお客さんのお役に立てるならそれはそれでいいと思うけれど、自分ならではの付加価値をつけられるところに営業っていうのは醍醐味があるのではないだろうか。
様々なタイプの人にあって自分が磨かれていく感覚が持てる人と一緒にビジネスをしていきたいと思う。

2007年7月13日

必要とされるスキル

会社や業界によって必要とされる人材像というのは様々で、求められるスキルも異なる。
うちの会社でもよく「ヒューマンスキル」や「ネットワーク知識」等とひと言で表してしまいがちになるけれど、本音でいえばもうちょっと違ったものになる。
うちのサービサーに求められているスキルというのは、突き詰めて考えれば「無理が聞ける」という事だと思う。お客さんの要望は様々で、時間・場所・技術・費用・交渉等、要求は多岐に渡る。正直なところ一人が現状で持っているものだけでオールマイティに対応するのは至難であると思う。時に遠方で、時に夜間で、現状の知識だけでは対応できない案件があるとする。状況が思い通りに整っていなかったとしても「何とかやり遂げよう!」と思えるかどうかが大切なのだと思う。そもそもうちのようなバックボーンの薄いベンチャーがマーケットで戦っていく為には、柔軟に対応できる応用力は不可欠だ。
一つの仕事の成功が評価され、次の仕事につながっていく。
おいしい仕事だけやっているわけではないし、どんな仕事も精一杯対応しているから会社として評価される。うちの場合サービサーはその評価の最前線にいるので、会社がスタッフに求める資質も当然こうした応用力に重点が置かれる。
不思議なもので、頑張って対応していく人はより技術も対応力も広がっていくし、諦めていい状況だけ選ぼうとしていく人は仲間の足を引っ張る事になる。
仕事をしていれば嫌な人に出会う事もあるし、相反する条件を突きつけられて板ばさみに苦しむ事だってある。何時間も時間を無駄にしてしまう指示も受ける事だってあるし、ちょっとイヤだなと思うことだって当然ある。そこを笑顔で真っ直ぐ進める人と私は一緒に仕事したいと思っている。

新しい決算期に入り、多くの出会いや新しい取引が進んでいる。
「営業」という職種はこれまで「トライアンフ」がどんな実績を積んできて、新しいお客様や協力会社、スタッフにどんなサービスを授受してもらいたいかを具体化していくクリエイティブな仕事だと思う。
契約を改める経緯は法務や財務の様々な問題を含めて、けして前向きなものばかりではないけれど、これまでみんなで頑張ってきた仕事は胸を張れるものばかりだし、こちらから新しい出会いをアプローチするという事は、その人達と一緒に仕事をしたいという真っ直ぐな想いがあるからだ。これまでの仕事を評価してもらえるのはとても嬉しい事だし、そこに参加しようと集まってくれる新しいスタッフには本当に期待している。
今期のスタートダッシュは当社を表に出す営業活動が多い事もあり、きっとこのブログも多くの方が見に来てくれていると思う。だから今日は改めて当社の設立経緯や最近の取り組みを書いてみたい。
当社は今月で第五期を迎えるIT系ベンチャーで、初期は主にクライアントPC端末の設定や設置を行ってきた。扱うメーカーは、日立・富士通・IBM・DELL・HP等限定されず、各メーカーのサービス子会社や物流企業等がお客様となっている。
扱うサービスもPCだけに限らず、最近ではサーバメンテをしながら運輸会社の拠点を全国深夜に飛び回ったり、コンビニや商店街等を巡ってポスレジや金融系機械のメンテナンスを行ったりもしている。
特にこの1・2年で官公庁や金融機関など「信用」が最も必要とされるエンドユーザに対するサービスを強化して他社との差別化の一つとして各お客様との信頼関係を強化していった。
また、会社組織・バックグラウンドの強化も重点課題としており、創業当時はレンタルオフィスの一角で経済産業省の許可を得た資本金100万円の確認有限会社からスタートし、現在は増資・事務所移転・組織変更を経て、資本金1000万円の株式会社として名古屋市丸の内で営業を行っている。そして、ITサービスを担う人材におけるあらゆるニーズに対応する為に、昨年10月には一般派遣事業許可を取得、今年の夏に向けてのプロジェクトとして有料職業紹介の許可を取得する予定になっている。
当社のサービサーの特徴としては「技術」より「誠意」が魅力のIT技術者を目指しており、特にエンドユーザと接する機会の多い当社のビジネスモデルならではのヒューマンスキルを重視した人材戦略をとっている。
数字的な情報は決算のとりまとめを待って改めて報告する事になるけれど、概要としては4期の事業計画の規模にて推移した。第四期は数字を追うことよりも内容を濃くする事に費やしてきた一年であり、満足のいく内容だったと思う。
当社の会社概況に関してはこちらからご覧下さい。
期も改まりましたので、会社ホームページの「ご挨拶」も近々更新しようと思います。暫く滞りがちだったこのブログもまた加速させて参りますので今後ともよろしくお願いいたします。

2007年7月12日

《5年目という事》

暫く見たことの無いような大雨。
私の証券での新人営業マン時代、前年度に入社した先輩から教えてもらった事で今も大切にしている言葉がある。
「雨の日こそお客様を訪問してしっかり営業するんだ。」
雨の日は、お客さんも外に出たくないので飛び込んだら会える率が高い。早々に雨の中に追い返す冷たい人は少ないのでしっかり話を聞いてもらえる。何よりもお客さん自身が、炎天下や雨天といった過酷な環境で必死に頑張る人を評価できる自分でありたいと思う。
真っ直ぐに頑張っている人の言葉だったから覚えているのかもしれない。
当社も今月から第五期に入った。
前期にあたためていたプロジェクトも回りだし、新しく整備しようとしている体制も目途が立ってきている。
何年か積み重ねる事によって得られている技術もあり、お客様の信頼もあり、気持ちの良い環境でお仕事させていただける機会が増えてきた。
一方で、仕事の無い時代には持ち得なかった「慢心」を我々は持っていないだろうか。
自分が担当する仕事を精一杯取り組む。雨の日でも厳しい要望でも真摯に受け止めて、厳しい環境下でこそ「不満」より「笑顔」をみんなに与えられる仕事が出来るといいね。
私がよくお客様に当社を紹介するときに使う「地に足のついた経営」というのは、雨の日にこそ頑張れる会社だって事につながると思う。
今は大切な切り替わりの時期。第五期というのは、一段上を伺えるかどうかを推し量る大切な時。それでも、今も昔もどんな業種であってもお客様に求められている事は変わらない。
「今、目の前にある仕事を全力で取り組んでいける会社」
さぁ、第五期も頑張っていこう!