2009年7月30日

《可能性》

今期始まって猛烈な勢いで新規開拓を始めました。
このプレジデントルームを見てもらっている人も増えているみたいです。
既存のお客様から他のお客様を紹介していただいた時などには、今までと同じ仕事を続けていけばそれでいいのですが、新規に開拓したお客様とはまず業務の守備範囲を確認しあってマッチングする所からスタートしなければいけません。
何でも出来ますよ。と、言うのは簡単なのですが、資金や人材等の会社のリソースは有限ですし、経験は積み上げる事によってしか増やせません。事業ドメインから外れた仕事を行うのには、相当のリスクが発生します。
だからといって、可能性を模索する事が出来ない会社ではこれから先は伸びる余地がなくなってしまいます。
新規を開拓するのであれば、自分達の可能性も模索していく必要が出てきます。色々な仕事が発生して、色々な人の手や知恵を借りて、事業を膨らませていく。こういう時代だからこそ、自らが変わっていく姿勢こそが新しいお客様を掴んでいく為には必要な事でしょう。

最近「八百屋です!」と元気一杯飛び込みでフルーツを売っている会社がある。
道端ですれ違っても売ってるし、名古屋近辺で遭遇した人は相当多いのではないだろうか。
私も一人の営業として純粋に「彼女達スゴイなぁ」という尊敬の気持ちがある。
「あの営業力がウチにもあればなぁ」と思ってしまう社長や営業幹部は多いのではないだろうか。
と、思って、お客様訪問時にこの八百屋話を出すと、ちょっと苦笑いと共に感じるところがあるみたいで非常にウケが良い。
今日、訪問先で、「営業に回っているときってどんな事話しているの?」と聞かれて、こんな事を話していた。
それはそうと、最近は名古屋に動きがある。
仕事がない時期を経て、人が動いて、「それまでと同じメンバ」が揃わなくなった状況が増えてきて、キーパーソンがとんでも無い仕事量をこなしている。
今までのやり方とは変えていかないと大変な事になる。とみんな感じている。
急激な仕事量の縮小にぶち当たって、各社内製化内製化・・と進めてきて、正直な所、担当社員の給料すらまかなえないような単価の合わない仕事を各社抱え込んでやっている(当社もそうなのだが)わけであるが、こんな状況の経営が続くはずもない。
IT技術者は足りない。特に若手は足りない。絶対に将来は足りない。しかし今は仕事が無くてどんどん業界から人が離れている。
これはすごい恐ろしいのではないだろうか。
行き過ぎたパイの縮小は、どこかで適正にゆり戻す。経営が持たないからだ。
ゆり戻しが遅ければ遅いほど、内製化を厳しくやればやるほど、元々付き合っていたパートナーは崩壊するし、そこにいたスタッフは離れている。
つまり、以前と同質のサービスは提供できない状況になってくる。
これは好機。
「最近は内製化を進めておりまして・・」という話を聞くと、とりあえず仲良くなっておいて種を蒔いていきたい。
遠くない将来、その会社のパートナー企業とよーいどんで使ってもらえる可能性が高いから。
そして内製化の蒔き戻し、始まる所は始まっていてとんでもない条件のものからポロポロ漏れ始めてきた。
望ましい形ではないかもしれないけれど、ナゴヤ動き始めています。

2009年7月14日

営業!営業!

最近名古屋が動いてきています。
第7期に入って、最近の私は営業に走り回ってます。
このブログも会社のホームページも意外とお客様読んでいて、更新しなきゃと思っていました。
暑い。
最近とんでもなく暑い。しかし「今」が大事なのだと思います。
我々の業界の営業担当者は皆今忙しい。
仕事が欲しい零細も、単価を下げたい大手もこぞって同業の会社を探しています。
ホームページからの問い合わせも増えてきているし、新規の会社さんへのアポイントも良く取れる。
ここは各社営業マン頑張りどころです。
うちの業界の営業というのは顔を広げたり繋いだりしておくことが大切。
そして、イザ仕事が発生した時にきちんと力になれること。
段々仕事が発生してくる時期が来ると、うちのように直接作業者を確保している会社は、やっぱり強い。
そして仕事を引っ張ってくるだけの営業を持っている会社も、やっぱり強い。
外はビックリするくらい暑い。
でも、今は頑張って、営業!営業!

2009年7月1日

7年目挨拶

- 7年目挨拶 -

代表取締役社長 日向正嗣

 世界的な不況の影響で大きな荒波が続く中、お客様、従業員、多くの関係者様に支えられ、当社も7年目を迎えることが出来ました。大変な時代に当社を支えていただいている皆様には、心より御礼申し上げたいと思います。

 前期6年目の経営を考える上で、「アライアンス」を重要なテーマと位置付け、多くの会社様と積極的にお会いし、業務的にも地域的にも協業できる体制を築き上げて参りました。中期計画の大きな柱として位置付け取り組んできた内容が、結果的に後半の既存取引が崩れていく中の大きな支えになりました。

 さて、今期の経営環境に目を向けますと、不況後の「内製化」のゆり戻しがキーワードになるでしょう。暫くはパイの縮小による生き残りに力を注ぎ、淘汰が進んだ後のゆり戻し期には相当大きな技術者不足が発生すると思います。労働市場が総悲観になっている現在の状態は相場で云うセリングクライマックスの様なものだと思います。景況感が一転した時に経営資源が空っぽにならない様、ヒト・モノ・カネと信頼関係を手放さずに我慢できるかが今期の目標となりそうです。

 マネジメントの方向性として、解決方法を「縮小均衡」だけに求めない事が大切だと思います。元々技術者の不足している業界である為、縮小均衡の上、景況感の回復を待つのも有効な対策だと思います。しかし、サービスにもライフサイクルがある以上、新しくできる事を増やしていく、サービスの多様化を進めていく、新たな技術を身につけていく、そういう姿勢が経営のリスクを逓減していくのだと思います。

 今年は創業以来一番の「出会いの年」にしたいと思います。スタッフ一同精一杯の努力と、サービス精神でお客様との信頼関係を築いて参りたいと思いますので、今後とも一層のご支援をよろしくお願い致します。