2013年8月30日

第10期決算総括

第10期の決算総括でございます。

まず初めに、このトライアンフ10年を支えて戴きました、お客様・社員・作業スタッフ・パートナー各社には、心より感謝申し上げます。

好調であった9期の勢いそのままに、堅調な受注基盤のできた1年だったと思います。また、静岡オフィスも順調に稼働する事が出来まして、長年懸案であった静岡エリアも請けきることができるようになりました。

年商としても10期は2億円を達成し、力を尽くした結果を残すことができました。静岡の増収分に加え、本社の受注量の伸びが大きかったことが増収要因となります。

利益水準としては、9期に比べ厳しい水準の結果となりましたが、9期のコストカットが行き過ぎであったところを揺り戻し、スタッフや社員への還元、募集や教育への予算投入、バックアップ体制の強化等に費やしたため、品質や受注の受け皿といった点で格段の向上を果たすことができましたので、関係者様にはご理解いただけることと存じます。

財務状態と致しましては、北陸銀行様より破格の金利でのご提案があり、追加の融資を受け、より安定したキャッシュフローの元、大型案件が発生しても充分に資金余力のある強固な財務基盤を作ることができました。

当社の強みは、現場技術者に「プロパー社員、登録スタッフ、パートナー会社」をバランスよく持っており、技術やノウハウの蓄積、現地での教育、緊急時の大量人員対応、大規模エリアの対応を可能にしている事、統制・ヘルプデスクから現場リーダー、大量のワーカーの全てに対応できる請け切り体制が整っている事。古物による中古PCや部品の調達から軽貨物配送まで周辺業務にも柔軟に対応できる事。そして、その強みを社員を中心に現場のスタッフ一人一人が良く理解している事です。

10期躍進の内部要素は、そうした強みを充分に活かしきれたからだと思います。

市況としては、XPからのセブン化、スマートデバイスの法人普及、アベノミクス等による経済高揚策等、大きな流れが来ており、きちんとその波に乗ることができました。この良い流れは11期も続いていくと感じています。

11期に向けての課題と致しましては、10期完全に停滞してしまった東京オフィスの再強化、全社的な営業力強化を図っていきたいと考えております。

それでは、今後とも変わらぬご支援の程、何卒宜しくお願い申し上げます。