2005年6月26日

《レンタルオフィス》

当社の掲げるコンセプトに「低固定費」というものは欠かせない。
固定費を極限まで圧縮させることにより、お客様にはリーズナブルな価格でサービスを提供し、スタッフには高い報酬を払うことが出来る。
そして、この固定費の圧縮に欠かせない当社のシステムの一つが、「レンタルオフィス」の活用である。
当社のように資本力の弱い企業での社長というものは、とにかく第一線で営業とサービスを行わなければならない。必然、オフィスにいる時間は少なくなる。そこで、ニーズを満たす最低限を最低費用で、と考え「レンタルオフィス」の活用を考えることになる。
当社は、本社・大阪オフィスの両方を別のレンタルオフィス会社で契約している。両方一長一短あるが、メリット・デメリットを考えてみよう。
まず、当社の必要な最低限の設備は、専用電話とそれを取る代行秘書。そして打ち合わせに使える応接室と会議室である。これで大体名古屋本社は25000円/月。大阪オフィスは15000円/月である。
金額としては、どちらも全く不満は無い。オフィス場所は本来名古屋・梅田周辺が望ましいが、値段を優先させて新栄・長堀橋と、街中にあるのでこれも拠点としては問題ない。
名古屋本社のサービスでうれしいところは、社名の出ている案内ボードがあることだ。これは是非大阪オフィスも見習ってほしいサービスである。大阪オフィスでのうれしいサービスとしては、電話応対を録音していること。これを聞くだけで電話のやり取りを正確に把握することが出来る。これはありがたい。
取引会社とうまくやっていくコツは、サービスを提供する側としてはプラスアルファを常に意識したサービスを提供すること、であり、サービスを受ける側としてはサービスを期待しすぎないこと、であると思ってる。つまり、サービスを受ける側としては、きちんと線を引いてあげる、ということである。
しかしながら、オフィス代行業務というものは雑用にいたるまでこの線引きが難しい。正直なところ、もっともっと手伝ってほしいことはあるのだが、自分の会社のスタッフのようには使えない。結局事務スタッフを雇おうか?という話になる、ジレンマを常に抱えている。
特に今のうちの規模では、選任で一人事務を作るほどの仕事ではないと思っているが、経営が取り掛かるには負担の重い仕事、という分類の事務作業が多くなってきているところだ。本来単にコスト対効果、という部分でのみ考えたいことなのだが。アウトソースではヨコにもれる雑務をどう処理するか、という部分が常に問題になる。ここが処理できるレンタルオフィスが生まれれば、そんな画期的なサービスになっていくことを望みたい。