2007年1月22日

キッティング

「それでいったい日向の会社は何をしている会社なの?」
と聞かれる事が、実は身内からも多いので、今日はそのあたりの事を。
当社は法人向けのパソコン導入をメインにそれに携わる様々なお仕事をしています。
PCを大量導入する時の流れは大きくこのような感じです。
1.エンドユーザさんの要望を聞いて、1台のパソコンにソフトのインストールや設定をする。
2.お客様からOKが出たら、CD等のメディアに焼いてマスターCDを作る。
3.同じ機種にマスターCDを使って同じ設定のPCを大量に作る。
4.倉庫などでコンピュータ名やIPアドレス等、PC毎に設定すべきものを個別設定する。
5.お客様の手元に運び、サーバと連携させたりプリントアウトできるようにしたり、お客様のところでしか行えない設定を現地で行う。
主に、1,2を「マスター製作」、3,4を「キッティング」、5を「現地調整」呼んでいます。
当社はどのフェーズも引き受けているのですが、得意とするのは現地調整。
メーカーによって、現調作業、CE作業、CS作業、FC作業、その他もろもろと呼び方は色々あるのですが、エンドユーザさんと接触しながら設定する為、対人コミュニケーションスキルと技術力のバランスの良いサービスをする必要があります。
さて、現地調整については、また今度書くことにして、今回は「キッティング」について。
まずなぜ「キッティング」という事前作業が行われるかというと、「営業中であるエンドユーザさんのところで行う作業を極力減らす為」と「同じような作業を行うのであれば倉庫のような広いスペースでたくさんの台数を処理したほうが効率的なため」という二つの側面があります。
これまでは、倉庫を保有する運送会社スタッフや、日雇いの派遣スタッフでおこなわれる事が多かったキッティング作業ですが、技術力が足りない為におこる設定ミスに気がつかなかったり、お客様の顔が見えない為にPCを傷だらけにしてしまったり、日替わりで人が変わるために毎日設定方法を教えなければならなかったりで、スペシャリストの育ちにくい業界でした。
当社のように「現地調整」をメインで行っている業者がキッティングを請けると経験によってマニュアルも簡素にすみますし、正確性も増します。現地でおこった設定修正点にもすばやく対応できるメリットがあります。
少なくとも当社がお引き受けすれば、運転手さんがよく分からずに設定している・・、日替わりで別の派遣の人が来て設定している・・、という不安はなくなるのだと思います。
当社では実際に各メーカーの物流会社さんから仕事をもらうケースも多いので、愛知県でPCキッティングといえば、当社の絡んだ案件にある程度引っかかると思います。(実際キッティングをサービスとして出しているITサービサーは数がとても少ないと思いますので・・)
という事で、ちょこっと宣伝が入るのですが、もしこの記事を読んでいらっしゃる業界の方で、愛知をメインに東海地区でキッティングを任せたいと考えられているお客様がいらっしゃいましたら、日向までご相談ください。
マスター作成から現地設定まで、幅広くご対応いたします!!