2007年3月26日

時間管理

「PRESIDENT」は、いつも興味深いテーマでビジネスに切り込みを入れる。
今回は「時間ない病の研究」という主題で、各経営者のタイムマネジメントについての考え方が特集されている。
経営者になると時間の使い方は100%自分の思い通りになる。前職サラリーマンだった頃は、無駄な会議や非効率なシステムに対して不満をいつも抱えていたものだが、今のポジションから考えると報告は吸い上げたいし分析もしたい、できればフェイストゥフェイスで話もしたい。だからスタッフのコア業務以外にも時間をとってもらうことになる。
前にも書いた事があるかもしれないが、タイムマネジメントを心がけている人というのは、他人の時間を大切にする。お客様の時間はもちろんだし、協力会社の方や同僚・部下に至るまできちんと人の仕事時間を尊重する事ができるのだろう。
また、管理者になれば電話や相談も受ける頻度・時間が多くなり、じっくり考えたり難しい分析をしなければならない時に集中できる時間の確保が難しくなる。意識的にコアタイムを作れない事には濃密な仕事はできないだろう。
前にも紹介したかもしれないが、私のお勧めの流儀は、「この時点ですぐやる」のポイントを作ること。本当は、全ての案件を滞留させずに即決していく事が望ましいし、かといって重みづけされている優先順位もある。優先順位だけで処理を進めれば、処理中に増え続ける新しい案件によって順位の低い案件は永久に処理されない事にもなりかねない。
だからこそ、「この時点で全てをクローズさせる」というポイントを作るのは大事。毎日締めてももちろんいいと思うし、週末に纏めてもいい。
今回の記事、様々な経営者がそれぞれのタイムマネジメントに自信を持って取り組んでいるんだなぁと伝わる内容が多くて参考になった。いくつかの考えが自分のこれまでの考えとミックスアップして新しい自分なりのビジネススタイルが出来上がっていく。
私にとって「PRESIDENT」とはそういう雑誌。

PRESIDENT (プレジデント) 2007年 4/16号 [雑誌]