2005年1月23日

《我が同胞!》

「And so, my fellow Americans: ask not what your country can do for you、ask what you can do for your country.
My fellow citizens of the world: ask not what America will do for you, but what together we can do for the freedom of man. 」
ケネディの大統領就任演説の一部である。自分の国の自由だけを他の国に爆撃してまで押し付ける今のブッシュに比べると本当に気高く心を打たれる名言だと思う。
簡単に約すと、「我が同胞のアメリカ人よ!国が貴方に何をしてくれるかではなく、貴方が国の為に何が出来るかを問おう。我が同胞の世界の市民よ!アメリカが貴方に何をしてくれるかではなく、我々と共に人類の自由の為に何が出来るかを問おう!」と云う感じか。
組織が個人に求める姿はこのようで在るべきだと私は思う。

友人がそばにいてくれると感じるのは、携帯電話やネットのおかげなのだろう。学生時代より自由に使えるお金も増えたので、都合さえつけばいつでも会いにいけるという気持ち的な側面もある。
このように距離感を無くしながら気持ちを共有し広げていく事が出来るならば、広域でのビジネスも現在と同じようにそれほど距離を意識せずに出来るのではないか。
岡山からの帰り、新幹線での時間を空想の中で過ごした。思えばのぞみに自由席が出来て以降、一段と遠方が近くに感じるようになった。「全国規模」と呼ばれるまでにあと何年必要だろう。どんな特色を出していけば、地域に強くなれるだろう。
たゆたう想いの中で遊びながら、一日がまた暮れていく。

2005年1月21日

《吉寿司》

旨い魚と書いてスシと詠む。
母は吉寿司を三好で最も旨い肴を出す店として、その店に行ってはご満悦で帰ってくるのだった。以前より一度相伴に与りたいと思っていたが、本日念願が叶う。
大将は昔気質の毬栗頭、ネタには拘り、その目にかなったネタしか置いていない。本当に無いのだ。つまり季節のものであれば、その限定された季節しか置いていないし、「この前食べて美味しかったキハダ・・」なんていってみても、よいネタが入っていれば食べる事は出来ない。
旨い!と思ったのは、バッテラ。バッテラとは、そもそも私の住んでいる地域ではあまりなじみのない寿司ダネだ。モトは大阪の寿司だ。しかし、ここのバッテラを食べてしまった者はもはや余所では食えまい。一言、見事、である。
確かに、旨い。しかし、真に心を打つのは、一部の妥協を許さない板前のこだわりなのだ。そのような店には、利益を追わなければならない会社組織で運営されている寿司屋にはない独特の信頼感が在る。彼らはまず大前提として、自分のこだわりを裏切る事はできないのだ。「株式会社」にはなしえないサービスというものが彼らの中にはある。そしてそういったこだわりこそをよしとする顧客が今日も彼の心を信頼して、一つ舌の経験値を積むのだ。

2005年1月20日

《守るべきもの》

仕事を請けて現場に赴くとき、自分の責任で作業可能なことと不可能な事がある。
特にトラブル時の対応においては、極力自分では判断してはならない。自分の守備範囲をお客様に伝え、正規のルートで連絡・対応をお願いする事になる。
それでもお客様から何とかして欲しいとお願いされた場合は、現在の仕事の指揮権限のある担当者の指示を仰ぐ。ここで、責任者が的確に対応すればよいが、往々にして「現在の仕事を的確にこなすように」等の、その責任者の持つ責任の守備範囲での指示を受ける場合が多い。
さて、ここで自分には作業できない旨を伝えて、お客様が納得しない場合はどうなるのだろうか?現地の担当者としては、二通りの選択肢がある。一つ目は、困っているお客様がいて、自分が対応可能である場合は解決する。二つ目は、どれほど大きなクレームになっても、自分の守備範囲外の仕事は断固として行わない。
正解は、二つ目である。さて、実際に大きなクレームになった。しかし当社のスタッフが取るべき対応は二つ目であり、それで当社としての責任は100%果たしている。守るべきものは当社に任された範囲までの責任と義務である。
しかしながら、本音を云う事ができるのならばエンドユーザーに優しい企業でありたいし、優しい企業とつきあいたい。

2005年1月19日

《時間》

タイムマネジメントは、仕事における全ての根幹である。
本当に忙しい時ほど、また多くの人や会社が関わっている時ほど、時間の管理が徹底されていないと多くの人々に迷惑をかける事になる。
「待ち合わせ」というのは、その中でも最も重要な事である。大人数で行う会議などは、一人一人の時間を守る意識が高くなければ、時間通り行う事はできない。遅れれば、終了時間も伸び、メンバーの貴重な時間を奪う事にもなる。誰かのタイムマネジメントを崩す事になる、という事を考えれば、まず何よりも時間厳守を徹底しなければならない。
しかし、そんな中でもどうしても待ち合わせに間に合わない状況になる場合もある。ここで次に大事な事は、事前に連絡を入れる事である。目の前の状況が切羽詰っていて、一刻も早く処理したい、という考えは痛いほどわかる。しかし、それでもまず先約の断り連絡を先に入れる事だ。その際、再時間設定は、余裕を持って設定する。30分後に終わりそうなので30分後に、というのは、大きなミスの元になる。その時間にも間に合わなかった場合に目も当てられないからだ。後ろの時間に設定しておき、会える確信がついた段階で前倒しの連絡を入れればそれで良い。
なんにしても、予定は余裕を持って入れるに限る。関係者の時間を大切に出来ない企業は、誰からも信用されないのだから。