どこに顔を出しても仕事が無い、仕事が無いと、最近はそればかりなのだけど、この時期はエリアなり人脈なりを広げていこうと思っている。
忙しくなっている時には、中々「広げる」という動き方はできないから。
昔から感じている事なのだけど、仕事が頻繁に発生していないエリアというのはどの会社も進出しにくい。だから全国展開作業等でイザ案件がスタートすると都市部から出動する事になる。交通費や宿泊費を考えるとやっぱり各地域のSEに本当は対応して欲しいと思っている。しかし、頻度が少ないからコネクションも作りづらく・・結局具体的な案件が出てから考えようという事に成り、具体的な話が出た時には都市部から出動する。こんな鶏とタマゴの繰り返しを演じてきた。
当社のように中部であれば、渥美半島であり、高山であり、熊野や尾鷲のような地域。手元からもう少し広げてみると北陸三県であり、静岡といった地域だ。そして全国でいつも話題になるのは、中国四国エリアだ。
どの地域も地元独力で頑張っている企業はあり、たとえスポットでも仕事は請けたいと思っている。
しかし実際は、コストが合わないと叫びながら都市部からエンジニアが走ってくるのだ。
今月私は心に決めた。
「コネクションファーストで行こう!」
やっぱり会った事もない業者には仕事をお願いできないし、クイックレスポンスがクオリティの重要な要素である我々の仕事で案件発生時に会いに行くのでは遅すぎる。
静岡、北陸は大幅に強化できたし、関西のパートナーも回りまくって多くのキーパーソンや会社を紹介してもらった。
すぐに仕事には結びつかないかも知れないけれど、仕事は結局人が運んでくるものだし、サービスも人がいなければ提供ができない。
景気は必ず循環するので、次の為に確実な一手を打っておこう。

2009年4月22日

若い頃の自滅経験

BPスペシャルにエントリされている「アラツーからアラサーにかけての自滅体験から学んだこと」を読んだ。
自分が勝手に「巨大な相手」と思って舞い上がってしまって自滅する・・。
自分にもあったなぁ・・と自分と重ねながら読んでしまった。
自滅は今でも良くあるから、全然過去の話にはなっていないのかもしれないけれど。
大きなチャンスであっても、とんでもない条件を突きつけられた大ピンチでも、ぶれずに真っ直ぐ応じられる事や下手なハッタリを打ったり全否定をして相手を傷つけたりしないように、真摯に自分の役割を果していけたら良いなぁと。
昔から今に至る自滅シーンをいくつもいくつも思い出した。
ちょっとまだ思い出としてここにかけるほど消化しきれていないのだけど、もっと上手く振舞えたのにという反省があるから、今はそれなりにペースを守って立ち振るまえる。
・・・。
「・・・」のところで、事例を一つ書いてみたのだけれど、あまりに恥ずかしくて消しました。
聞きたい人もいるかと思うので、飲みに行った時にでも聞いてください。
大きな失敗をするほど得るものもありますし。
自然体でいられるように、修行を積まねば。。

ドリームゲートで執筆しているブログが今月末で移転するそうですので、ご連絡いたします。
http://e184.dgblog.dreamgate.gr.jp/
暫くは、テンプレートのままのデザインを使う事になると思いますが、徐々にメンテナンスを行いますので今後ともよろしくお願い致します。

2009年4月20日

突破力

突破力、というのは不可避性の高い現場ワークでは必要不可欠なものだ。
はじめから答えが用意されていないもの。充分な計画が立たず走らねばならないもの。過度のストレス耐性を要求されるもの。チームとしての総合力が試されるもの。
どんなに技術があったとしても、お金や運用体制を確立しても、突破力の無い人物や組織では信頼をかちえない。仕事を完遂する粘り強さや複雑な人間関係を捌ききれるメンタルなタフさが難度の高い壁を突破する大きな力になる。
簡単に怒るな。簡単に諦めるな。簡単に仕事を投げだすな。簡単に人のせいにするな。簡単に他人の時間を奪うな。簡単に自分の能力を見切るな。
質の高い仕事をするためには、中々簡単にはいかないものだ。簡単な仕事になっているのは、誰かが汗をかいて調整しているからなのだ。多少の悪条件でも突破できる力を育てていかなければいけない。

2009年3月28日

リザーバー

メインの人が何かの事情で担当できなくなったとき、代理で誰かが担当できるのが「組織」だ。
その層が厚ければ厚いほど信頼性も高いし、当然いずれはその代理の人がその役割のメインを張る事になるかもしれない。
だから自分の仕事が一通りきっちりこなせる様になったら、自分の仕事が他の人にもできるように誰かに引き継いでいくことも大切だし、他の人の仕事を積極的に覚えていく姿勢も大切だ。
全員が自分の現在行っている業務だけ処理できれば良いと考えていれば、その組織に成長はないし、担当している業務が終了してしまった場合にはやれることが無くなってしまう。
営業職や企画職のように自分が仕事を生み出していく立場の人間であれば、個人プレイだけでも利益という形である程度の組織への貢献は計れるのかもしれないが、○○しかわからない・・といった状況は、利益の大きさと同じだけ組織にとってはリスクになるので、やはりどんな職位であったとしてもリザーバーの存在意義は組織にとっては大切なことだ。
そんなことは誰にだってわかっている。
しかし、忙しすぎると中々プラスアルファの仕事を覚えたり、誰かに仕事を教えたりという時間は裂けないものだ。
今は、多くの会社が極端に人を減らしてしまっているので、極少数の超絶多忙人間と、働きたくても働けない、あるいはやれることのない人間の二極化がどんどん進んでいる。
必要以上のリストラで人員を最小限にしてしまった組織はいざ攻勢に打って出ようとするときに本当に後悔することになると思う。
一方で、こういう時代にコストをしっかりかけて、自社のリザーバーをきちんと育成していく企業、或いはお客様の業務のリザーバーまで務められるようになっている企業は、大きな伸びしろを持つことになる。
コストがかかっているのはリスクではない。目先の利益を取ってリザーバーを残せない体質になってしまうことのほうが危ないのだと思う。