中々売上を立てるのが難しいこういう時代に、どうやってモチベーションを維持し高揚させていけばいいのだろう。
やっぱりそれは、「誰かの役に立っている」という実感じゃないだろうか。
自分の仕事が、お客様の為になっている、チームの為になっている、家族の為になっている、そう感じられる事が大切だと思うし、自分の周りの人達にそんな風に実感してもらえるような働き方をすることが大切なのだと思う。
景気が良くて、じゃんじゃん、モノやサービスが売れる時代というのは、深く考えて仕事をする必要性があまり無いけれど、不景気の時にはそれぞれ色々なことを考えて動く。新しい発想やきめ細かいサービスがそこには生まれる土壌がある。
スーパープレーヤーというのは、景気の良し悪しに関わらず忙しいしモチベーションも高い。良い時は目先の仕事に没頭しているし、悪い時は様々なアイデアを試したり、業務の効率を上げる為に仕事をチェックして改善したり、やる事が山ほどあるからだ。
もちろん経営者としては数字の落ち込みに無策ではいられないのだけれど、新しい取り組みが実るには時間がかかる。
目先に拘り過ぎずにじっくり取り組めるのもオーナー経営者の強みだと思う。
新しい試みというのは、ワクワクするし、それが「誰かの役に立つ」という事であれば、すぐに数字がついてこなくてもヤル気に繋げる事ができる。
売れないときのモチベーションの源泉は、そんな所にあるのだと思う。

2009年9月11日

《会議》

うちの会社はミーティングが少ない。
もともと社員同士でも同じタイミングで揃う事が今までそれほど無かったので、そもそも会議のノウハウそのものがあまり出来ていない。
基本的な「議事録を取る」やら「時間を設定する」のような事も最近になって行うようになって、それまではメールの簡単なリマインダだったり、何時始まって何時までやるのか良く分からないようなミーティングが本当にごくわずかに開催された。
会議というのは、批判を受けやすい。
私自身も実はそんなに好きではない。
特に社長である自分が話しすぎてしまうのも、「ダメ会議」の代表的なパターンだと思う。
最近、発言を控えているのだけれど、これはこれでストレスが溜まる。
ダメなミーティングをやり続けて。見続けて。
最近一つだけ分かった。
「誰が」「いつまで」の2つを抑えられない会議は、何しているのだかさっぱり分からないものになるということだ。
いや・・。昔からそこらじゅうで言われている事なのだろうけれど。
せめて少ない回数の会議なら実のあるものにしないとね。

こういう不景気の時に事業を起こす人というのは本当に強い。
景気に乗って起業する人達とは、精神的な構造がまるで違う。
だから、こういう時期の創業者とお会いするのは、私にとっても非常によい刺激となる。
ということで。
今はウチにとっても色々な業種のパートナーを広げようとしている時期でもあるし、新規に開業した人とは幅広く付き合っていって、面白い事業は協業しても良いと思う。
だから、うちにも営業に来てください。
時間の許す限り、今は色々な人と会いたい。
特に新規ベンチャーには会いたい。

2009年8月14日

《第六期決算報告》

第六期(平成20年7月1日~平成21年6月30日)の決算内容が固まりましたのでご報告致します。
http://www.triumph.tc/corporate/kessan.html
第六期決算の主な数値をご報告致します。
・売上高 67,705,547円
・営業利益 ▲1,230,259円
・経常利益 340,288円
・当期純利益 220,688円
第六期は世界的な不況の余波を受け、大幅な減収になりました。好調であった前半期と、落ち込みが目立ち始めた1月~3月、そして激減した4月~6月という、3つのステージに分かれました。大きな混乱は無かったものの、4月からの激震は前半積み上げた収益と雇用調整助成金にて、なんとか凌ぐ事が出来ました。3ヵ年中期計画で報告した業績予測については環境変化を織り込んでおらず実現には至りませんでしたが、計画の理念については確実に実行し前進して参りました。ご協力いただいておりますお客様・従業員・パートナーの皆様には心より御礼申し上げます。
第七期の経営につきましては、引き続き相当厳しい状況になることを予想しており、単なる縮小均衡にならない経営の舵取りが必要であると思います。
今後ともトライアンフは、お客様のITサービスをサポートするパートナー企業として誠心誠意サービスの向上に努めてまいります。今後とも変わらぬご支援の程よろしくお願い申し上げます。

2009年7月30日

《可能性》

今期始まって猛烈な勢いで新規開拓を始めました。
このプレジデントルームを見てもらっている人も増えているみたいです。
既存のお客様から他のお客様を紹介していただいた時などには、今までと同じ仕事を続けていけばそれでいいのですが、新規に開拓したお客様とはまず業務の守備範囲を確認しあってマッチングする所からスタートしなければいけません。
何でも出来ますよ。と、言うのは簡単なのですが、資金や人材等の会社のリソースは有限ですし、経験は積み上げる事によってしか増やせません。事業ドメインから外れた仕事を行うのには、相当のリスクが発生します。
だからといって、可能性を模索する事が出来ない会社ではこれから先は伸びる余地がなくなってしまいます。
新規を開拓するのであれば、自分達の可能性も模索していく必要が出てきます。色々な仕事が発生して、色々な人の手や知恵を借りて、事業を膨らませていく。こういう時代だからこそ、自らが変わっていく姿勢こそが新しいお客様を掴んでいく為には必要な事でしょう。