2004年12月6日

《起業》

サラリーマンだった頃、社長というものはどうやればなれるかよくわからなかった。よくわからないモノになるために勤めている会社を辞める。これは勇気のいる事だ。新規ビジネスの事業計画というものは全て机上の空論でしかない。だからサラリーマンから起業して成功するためには、業種か客かを引き継がなければ成功率は殆んど無くなる。自分の場合はどちらもなかった。ゼロからのスタートである。しかしゼロから始めた創業社長には、何かを誰かから引き継いだ社長にはない宝物が一つだけある。それは「全てを失ってもまた創り出せる」成功体験である。

2004年12月5日

《携帯サイト》

スタッフの要望として多かった携帯からのウェブ報告を可能にした。URLは
http://www.triumph.tc/
でいい。携帯かPCかを自動判別してそれぞれのファイルに送る。とりあえずはウェブ報告とこの社長室しかコンテンツはないが、必要なものがあれば加えていこう。

増資をして確認有限から卒業した今、次なる目標は株式会社化。いづれは上場となるのだろうが、よく「何のために会社を大きくするの?」という疑問を聞く事がある。一つは単純に筆頭株主として上場益を狙いたいという投資家としての経済行動であるし、創業からのメンバーに報いたいという創業家としての気持ちもある。
しかしなによりも大きい仕事をした方が面白いからだろう。一生懸命情熱を注ぎ込んだ組織が成長しついくのがうれしいのだ。
今はただ愚直に前に進む事が楽しいのです。

2004年12月3日

《温厚》

ビジネスの世界では、感情あらわに怒ってみて物事が進む事は何一つ無い。
よく「仕事ができる上司」が部下に対し怒鳴り散らすようなケースがあるが、その上司は管理者としての能力は全く無いと云っても過言ではない。
萎縮した部下が、自分の意見を提案するはずが無いし、連絡等の必要事項であっても最小限で済まそうとするだろう。コミュニケーションが取れなければ、人材の能力を最大限に使うことなどできはしないのだ。
踏み込んで云ってしまえば、たとえお客様であっても怒りっぽい人との付き合いはなるべく避けたい。短気なクライアントとの取引では、問題が発生した場合に、大きなクレームになるからだ。問題発生時には、お客様と密接にコンタクトをとり、責任の所在に関わらず共に解決に向かうことが望ましい。実際に現在抱えている仕事でも、問題点は数多くあるが、お取引いただいているお客様の担当者様がすべからく温厚な人達であるので、率直に話し合いを行い協力して改善していくことができている。このことについては、現在お付き合いのあるお客様全てに本当に感謝している。
前職では、所謂クレーマーと呼ばれる1%程のお客様を大切に扱っていたため、スタッフの士気は目に見えて落ち、優良なお客様へのサポートが等閑になり、管理者がクレーム処理の対応に追われ続けていた。あの頃進言していた思いをあえてここでまた云わせて貰おう。
「クレーマーとなりうるお客様とは付き合わず、スタッフと健全にお付き合いしていただいているお客様を守る事も管理者としての責務である。」
当社のスタッフの中ではお取引している会社の評判がすこぶる良い。クライアントの業務をなんとか手伝いたい、そう思わせるだけの担当者の魅力があるのだ。そのため、当社のミス、クライアントのミスに関わらず、問題が発生した折には一致協力して気持ちよくフォローできる。もちろん、良好な関係が信頼を増していることは疑い得ない。
前職でも現職でも激務は変わらない。しかし、職場環境、特に人間関係は格段に良くなった。「温厚」であることは、ビジネスをする上での最低条件であると固く信じている。

2004年12月2日

《締め切り》

サービスにもプロダクトにも納期というものがあり、品質を高めていく事と同じように納期を守る事は重要である。
スケジュールを管理し、人や時間を適切に配分する。それはマネジメントの仕事域である。
マネジメントの優劣が仕事において重要であるのは、個人であっても同じだ。やることが複数あるとして、優先順位をつけ、締め切りを守る。これだけの事であるが目の前にある仕事のため、後延ばしにしてしまう。また、急であっても切実な依頼にはお応えしたいとも思う。
完璧ではないにしても懐の深さと納期を守れる信頼性の双方を手にいれたい。