2008年8月2日

追い詰められての政治

国政に注目が行くのは良い事だと思うのだけど、ワイドショー化している報道には正直ウンザリしている。
福田さんにも総理になってやりたい事はあっただろうに、世論・・というか、マスコミに追い詰められるように内閣改造に踏み切った。大幅改造だが、目新しい事は特に無く、政敵をなるべく取り込んで・・。
誰にマイクを向けても総選挙総選挙って、政局に追い込む事しか頭にない報道を見ていると心底この国の政治は心配になる。
思えば去年の安倍総理退陣の時も潰しにかかっていたのだよね。
私は自民党の一党独裁体制が良いとは思っていないので、選挙では対抗軸に投票するようにしているけれど、安倍体制はもっともっと続いて欲しかった。世間ではあまり評価されていない功績も大いにあったと思っている。
何よりも外交での日本の顔として、非常に誇らしい総理だったと思う。
去年の今頃のインドでの演説も立派だった。
参院選惨敗で追い詰められて辞職したけれど、最後まで仕事はきちんとしていたと思う。
政局に追い詰められた状態では良い政治なんてとても出来ない。
年金にしても教育にしても、他の諸問題にしてもコロコロと政策が変わる状況では解決なんて絶対に出来ない。
解散総選挙は首相の専権。舵取りが難しそうで多少不満でも、国民の大多数が選んだ与党第一党の党首なんだから、批判ばかりしていないで任せる事も大切。結果が不満なら次回の選挙で意思を示せばいいのだと思う。