2025年12月10日

フィジカルAI時代に向けて

お疲れ様です。日向です。

今日のプレジデントオフィスは、カスタマーエンジニアの近未来を話してみようかと思います。年末らしいテーマですね。

さて、今年は生成AIが日常化し、僕らも業務にガンガン使っていくようになりました。このブログは僕の書き起こしですが、最低限の校正以外は自分でやっています。自分らしくなくなっちゃうのが嫌なんですよね。AIの書いたものを読んでも「アハ体験」ってあまり無くないですか?

本題です。うちの会社は、ATMのテスト、導入、メンテナンスあたりを初期にメインで手掛けていて、段々パソコン系のITに戦場を移していった経緯があります。だから、割とPOSやら配膳ロボやらのメカニカルなものに抵抗が少ないITカスタマーエンジニア集団だと思います。

そして、技術の推移や国策にも貪欲に乗っていく会社です。GIGAスクールや病院の電子カルテ、マイナンバーのオンライン資格確認端末等、情報化の社会実装にはひたすら貢献してきた自負があります。偶然もありますが、ある程度は狙って波に乗ってきました。

そして、高市政権になって、おぉっ!って刺激を受けました。予算に挙げられそうなものでも、「中小企業省力化投資補助金」あたりは、うちの業界に近い所の助成が山ほど出て、さらに膨らむ見込みです。こういう時はでかい案件の波になります。うちは社労士が身近にいるので、この辺のハナが効きやすいのも強みの一つです。

さて、「フィジカルAI」って聞いたことがあるでしょうか?

最近までひたすら「生成AI」をネタに、AI業界は盛り上がってきました。エージェントAIしかり、Soraしかり。だけど、中国やNVIDIAは最近のAIのプレゼンが明らかにロボットに寄ってきていて、次世代AIのメインがフィジカルAIに移ることが確実視されています。

これまで、IoTやエッジコンピューティングは、バズワード臭いなと思っていた人もいるでしょう。しかしこの一年、特に3月にNVIDIAのジェンスン・フアン氏がフィジカルAIを唱えてド派手なパフォーマンスをして以降、「こいつが次か」と感じた人は僕だけではないはずです。

じゃぁ、そのフィジカルAIって何かというと、まぁ簡単に言えば、業務用を中心としたエンドデバイスやロボットにAIが載るってやつです。これは、どう考えても、僕らのビジネスのド真ん中が爆発するって事でしょう。

正直に言えば、今のAIはバブルです。来年、もって再来年には弾けます。OpenAIやらOracleやら循環取引紛いのビジネスをしている、実体の利益の無い会社は見るも無残に吹っ飛ぶでしょう。だが、AIがまがい物の技術かと言われれば絶対にそんなことないし、インフラとしての確実な実需は未来の社会に残ります。エネルギーはそうですし、エッジデバイスもそう。つまりはフィジカルAIと呼ばれるものも、未来のインフラとして活きます。リストラされたペッパー君もその先駆けでした。

当社ほど、フィジカルAIの社会実装に対して、全国的な体制と経験を持つ会社はなかなか見つからないでしょう。「来るぞ!来るぞ!」と待ち構えている会社も少ないはずです。でっかく企業が成長するためには、でっかいチャンスが来なきゃいけない。でも、これはその、大きなチャンスになりそうですよね。楽しみです。