日向です!
暑さが本当に厳しい中、就活を続けている学生さんたちにエールを送りたくて、久しぶりにブログを更新しています。

今年の就活の特徴は、何といっても「長期化」これに尽きます。正直、毎年夏まで当社も翌年度新卒の採用活動をやっているのですが、ここまで内定承諾を引っ張られる年はなかったんですよね。
インフレも激しくなって、売り手市場も極まってきて、少しでも良い会社に身を置きたい、失敗したくない。
その気持ち、わかるし当然だとも思います。

しかし、ま、それが学生自身も、僕たち企業の採用人事メンバーや仕事の合間を縫って採用を手伝ってくれている社員にも、いつまでも終わらないエンドレスの戦いを繰り広げることにもつながっています。

そして何より今年の夏、ホントに暑いわー。ホントに大変。
学生の皆にも、当社の社員にも、改めて感謝の気持ちとともにエールを送りたいです。

さて、最高人事権者である社長の目から、この最終盤のアドバイスをしようと思います。

1.就活以降の選択の正解を決めるのは自分自身だけだ。
就活で学生が攻略の難しさを感じるのは、主に3つ。
1つ目は「自分に合う企業を見つけること」。
2つ目は「自分の入りたい企業に選ばれること」。
そして3つ目は「選ばれた企業の中から実際に自分の働く会社を選ぶこと」。

今年、この超長期化する就職戦線で一番難しいのはきっと3つ目の「選ぶこと」だと思います。
内定をもらった会社より、もっと自分にとって正解の会社があるかもしれない。だからこそ決められない。

でも、言い尽くされたセリフだけど、「自分の選択肢を正解にできるのは自分だけ」だ。
迷いすぎて決断力もなく、条件を並べて最善を選んだ先には、就職後すぐにもっと条件の良い会社が目に移って離職につながる。
それが転職市場のデータベースにとんでもなく膨れ上がって毎年増殖する新卒3年以内の人材データだ。

見れば、20代前半で何社も何十社も転職している人も存在している。
自分の選択を自分で正解にできない人は、どれほど良い会社に行っても、仕事の正解にはたどり着けない。

2.就活に慣れた今だからこそ、「この会社に行きたい」を志望動機に入れる。
夏まで活動をしてきた学生たちのコミュ力は素晴らしいし、面接対応も十分だ。
でも、早期に当社を選んでくれた内々定承諾者たちとの一番の違いは【志望動機の弱さ】だ。

実際に働くイメージも覚悟もないまま、複数の内定をもらい、まだ次の企業攻略に取り掛かる。
この時期に、「社長の説明会のあの話を聞いて良いなと思いました」とか、「会社訪問した先輩のあのエピソードを聞いて、一緒に働きたいと思いました。」みたいな、うちの会社がいいって話してくれる人は本当に少ない。

「御社に行きたいんです」はいつだって最強の志望動機で、採用はその言葉が欲しい。

3.最後は「笑顔」だ。
この暑い時期まで就職活動・採用活動をお互いに続けている我々は、「誠意」とか「体力」とかが重要なのは言うまでもない。
お互い、内定云々の次のフェーズに行ったところで、信頼関係が崩れていたら入社しても早期退職につながって、お互いのためにならない。ホント誰のためにもならない。

体調不良系の話も、緊急事態ならそれはしょうがない。
お互い人間だし、僕も調子悪くて最終面接のリスケをしてもらったこともあるし。

でも、入社して最も離職につながりやすいのは「勤怠」だ。勤務態度……つまり健康だ。
休みを繰り返したり、来るかどうかあてにならなかったり、お客様との約束で遅刻しまくったり。そういうのは本当に困る。
学生の頃は休んでも誰も困らなかったが、社会人になると関係者は全員メチャメチャ困る。

この暑い夏の、終わらない就活は、「誠意」も「勤怠」も試される。

だが、本当に最後の最後、我々をゴールに導くのは「笑顔」だ。
僕も最後の一人を選ぶとなれば、最も素敵な笑顔で話してくれた人を魅力に感じて指名するし、候補者の胸に響いて複数内定をもらった中で最後に当社を選んでもらえる理由も、きっと僕の「笑顔」が他の会社の人事や社長より素敵だったからじゃないかなと思う。

長く、暑く続く就活はすごく大変だと思うけど、この経験は絶対に働き始めてからも自分の力になるよ。
前向きに、自分らしく、一番素敵な笑顔で、「御社に入りたいんです!」って伝えてください。
それが当社だとすごくうれしいな。