株式会社トライアンフは、フィールドサポート、カスタマーサポート等のITインフラ導入・保守を中心に全国展開作業を請け負うIT企業です。

株式会社トライアンフ

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2004年12月30日

《SWOT分析》

SWOT分析とは、Strength,Weakness,Opportunity,Threatを指し、自社と自社を取り巻く環境を分析する手法を体系化したものを云う。
要は、業界分析と自己分析なのであるが、手順としてはまず自分のビジネスについての環境の中で機会と脅威についてを洗い出す。そして、それからそこでの自分の強みと弱みが何なのかを考えるのだ。
うちの場合を考えてみよう。
まずは、機会。法人のPC入替はコンピュータの早期老朽化のおかげで平均2年に一度のペースで行われる。それぞれ、1週間から3ヶ月くらいかけて更新作業が入る。景気にも影響されるが、悪いと言われたITバブル以降であっても定期的に更新が入るため不況下でも安定し、かつ好況下では爆発的に伸びる。
次に脅威。このビジネスでは派遣労働の主力舞台であるため、大手の独占化が進んでいる。低価格、大量動員のハケンとどのように戦うかがキーとなる。
自社の強みとしては、大きく3つを挙げたい。まずは、短期作業員の確保。うちでは1日から3ヶ月くらいの短期作業がビジネスの基本となっている。IT系の高スキル保有者は企業や長期派遣に殆ど取られており、短期で高スキルの労働者を確保するのが非常に難しい。当社はここに特化している。2つ目は、地域性。東海地区は現在一番アツイ。中部国際空港、万博と大型プロジェクトが2つも控え、豊田も好調である。また当社では、大手派遣の弱い三重・岐阜地区にも強い。この地域特性を活かしながら営業できることが当社の強みになっている。3つ目は、優しさ。当社はお客さんにもエンドユーザにも、社員にも優しい企業でありたい。ベンチャーといえば、寝る時間も惜しんで胃にアナを空けながら、何もかも捨てて利益を勝ち取りに行くようなイメージがあるが、当社は社員もお客さんも本当に楽しんで、喜んでもらえるような企業でありたい。「優しさ」が当社を必ず強くすると信じている。
そして、最後に弱みだが、これは明らかに規模で負けている。資金量であり、人材の量である。少数で攻める必要があるので、低価格戦略で大企業と張ることは難しいし、広い地区をカバーすることも難しい。また、大量増員にも応じづらい。このことによる機会損失をどのようにカバーするかが課題になる。
さらに踏み込んで考えてみる。
①自社の強みで取り込むことができる事業機会は何か
1つには、短期でスキルのいる仕事。もう1つは、三重等の確保しづらい地区での仕事。最後に、技術に絡めた運搬や販売等フレキシブルな対応が求められる仕事などのニーズに答えることが出来ることだろう。
②自社の強みで脅威を回避できないか、他社には脅威でも自社の強みで事業機会にできないか
大手派遣の薄利多売に対抗するためには、第一に品質をあげること。第二にヒューマンな部分での営業を大事にすることだろう。技術とコミュニケーションの能力を出来るだけ高く保ち、手を広く、暖かくが基本である。後は、地域特性を強めて、どこでもいける状態を作っていくことだろう。
③自社の弱みで事業機会を取りこぼさないためには何が必要か
一つには、財務の強化による資本の拡大。資金に余裕が出来ればより多くの人を使うことが出来るし、大きな仕事や利益率の高い仕事を取ることが可能だ。もう一つは利益の確保。利益のしっかり確保すれば金融機関からの信用も取れるし、余裕資金を生むことにもなる。ある程度の金額をとるだけの品質や営業力が課題といえる。
④脅威と弱みのはち合わせで最悪の事態を招かないためにはどうすべきか
大手派遣が資金と人材の物量で押して低価格構成をかけたとしても、値下げや品質を落とす事で凌いでも先は細るばかりだろう。人材の固定化による安心感や営業の対応能力、痒いところまで手が届くようなサービスの多様化、フットワークの軽さを旨とすべきである。さらに、当社ならではの何かに特化した戦略商品ができれば付加価値をつけた利益の上がりやすいビジネスモデルを作り上げることが出来るだろう。
簡単ではあるが、上記を現在における当社のSWOT分析とした。