2006年10月10日

《インソーシング》

この時間、会社の自分のデスクの前に座ってビール片手に考えている事を書こう。
コスト削減というとまず経営者の頭によぎることは「アウトソーシング」である。
当社も創業当時からレンタルオフィスを使用するなど、アウトソースに関しては一家言を持つと自負しているのだけど、実際に外に出す業務、内に取り込む業務の切り分けは、非常に悩む部分の一つである。
ソーシング業務に関して、重要なことは「現在保有する戦力が市場のレベルに比べて高いか低いか」を突き詰めて考えることである。
当社であれば、創業以来力を注いでいたITサービスという業務そのものはとても高いレベルにあるので、中々同レベルをアウトソーサーに求めるのは容易ではない。
一方、事務処理・労務といった分野では社長プラスサポート会社という体制で進んできたので、充分に社内にノウハウを蓄積できていないと思っている。
その上で、一歩考えを進めて、更に「どの分野を自社の強みとしていきたいか」を考える。
これは、「どんな業務を社内に蓄積していくか」という問題を考える上で重要な課題となるだろう。
当社の強みとして残していきたいのは、なんといっても「人」であり「人が提供するサービス」であると信じている。
人件費の流動化が叫ばれる今、私がプッシュして社員採用に力を注ぐのはそのためである。
「人に力を注ぐ会社であることが、必ず評価される時代になる。」
トライアンフのビジョンは、青くともそこに全てがある。