2004年12月8日

《リーダーの条件》

リーダーの条件、というのを考えてみると基本的にはたった一つだ。
「夢を語ること」
その夢を共感して実現するために人が集まり、当面の目標が立てられ、計画が進む。まず、夢を語るのだ。そこに希望がなければ人を集める事など出来ないし、数だけそろえられたとしても集団としての力を引き出す事など出来はしない。
一方、夢を実現するための道筋を決め、システム化する事はマネジメントの仕事だ。マネージャがリーダーである必要はないし、リーダーの条件でマネジメントが必須というわけでもない・・と思っていた。しかし、だ。必須条件では無いにしても、優秀なリーダーは夢を語り、その夢を実現させる能力を示さねばならない。
リーダーシップは情熱であり、マネジメントは能力である。
ここで自分を振り返る。リーダーの条件である「夢を語ること」は日頃心がけているし、当社の仲間には思いを率直に伝えている。このプレジデントルームもその趣旨が強い。翻って、マネジメントはどうだろうか。スタッフやお客様にばかり迷惑をかけていないか。皆が気持ちよく働けるように、社内のシステム化を勧めているか。戦略を実現させるために具体的な行動をとっているか。簡素で効率的な事務ワークを正確に行うための準備は整っているか。
反省すべき点は多い。人任せにしている点も多い。
組織である限り全てを自分でやる必要は無い。しかし、唱えた夢の実現には、マネジメントスキルの向上、自らアイデアを出し、判断を下す実行力の向上が必須である事は疑い得ない。
夢は願うばかりでは叶わない。まずは実行力を伴ってこそ階段を駆け上がる事が出来るのだ。