2005年1月11日

《振込》

今年初めての給料日。
オンライン上から振り込み処理を行う。
時間に追われながら一人ずつ処理をしていくのだが、一件名義の入力を間違えたのに気づく。UFJ同士であれば、エラーメッセージが出て入力中に修正できるが、他銀行宛ての場合は振り込まれた先の銀行が入力された名義の間違いに気がつくまで処理が行われない。
一般にはあまり知られていないが、金融機関同士の振込入金処理は、一件自動に見えるがほぼ完全に人力である。銀行からデータを投げるのも手作業なら、振込まれ先銀行処理も手作業である。どちらかの銀行の作業員が怠けると、何時間も入金処理が完了しない事もよくあるのである。
冒頭の話に戻るが、本日の入力ミスに気がついて銀行に連絡し、確認が取れるまで3時間。且つ修正の為に銀行印を持って店頭に出向く必要があった。(本来名義人の入力ミス修正程度では印鑑など要らないがUFJはどうかしている。)
前職であった証券会社では、即時決済システムを導入するまで、一人がPC画面に張り付いてほぼ10分おきに入金処理を行っていたが、「振込んでから何時間もたつのに、入金反映しない。」というクレームが溢れていた。あの頃から銀行の振込システムの酷さは目に余るものがあったが、今も全く改善していない。
入力修正に3時間。銀行のサービスは日本の客商売の中で飛び抜けて最低である。