2006年10月10日

イノベーション

「イノベーション」と聞いて、どんな風に感じるのかは人それぞれだと思う。
私の中では、「一番前を走っていて、常に時代を変化させる革新的なコト」という意味で捉えていて、自分自身を振り返ると、どうもイノベーターと呼ばれるのにはしっくりこない気持ちがずっとあった。
自分の中では自分の中にある理想像をじっくりと確実に創り上げていく。その姿こそが自分の核だと思っているし、そこには華やかな変革を成し遂げる自分の思うイノベーターの姿はどこにもない。そう思っていた。
日本ではイノベーションを「革新」って訳す。
ちょっと中国のニュースを見る機会があったんだけど、たぶん中国語では「創新」って書くみたいなんだ。
それを見たとき自分の中のイノベーションの定義がポロリと変わる気がした。新しく創ればいいなら自分の分野だなって。何かと比較して革新的でなくても、暖めて創っていけばいいならば、自分にもイノベーションを起こしていけるのかもって。
それに少し前まではイノベーションといえば「技術革新」を一義に指すものだったのだけど、最近って組織やマネジメントに関する改革の意で使われることも多いし。言葉の定義にかたくなになって自分を狭めるのはやめないとね。
自分は自分のイノベーションを大切に積み上げていければきっとそれでいいのだと思う。