2007年1月17日

調整力

予定のバッティングというのは、誰にでもあると思うのだけど、代替のきかない立場になった時や何人かを代表する立場になった時というのは、またなんとも云えないつらい判断をしなきゃいけない事もある。
「どうしても〜」という事が重なった時、
「もう既に○○回変更しているのに」というように何転もしている時、
あるいは、断れば大勢の人や恩人に迷惑をかけてしまう時、
ドライに何かだけを選ぶ事なんて出来ない。
しかし判断し、調整する事から逃げちゃいけない。
そういう調整シーンでは、私は一つ決めている事がある。「相手の気持ちがどこまで入っているか」を基準にする事。規模の大小や正しさを基準にしてしまっては、必ず後悔する事になる。そもそも比較するものに優劣があれば、優先順位に迷う事なんてないのだから。
「心意気」が基準であれば、たとえ合理的ではなくても自分や関係者に充分納得してもらえる。自分が「本当に一大事」だというシーンでは、そちらを採るという信頼につながるからだ。
そして、あとはどういう経緯でそういった調整や判断に至ったのかという部分を丁寧に説明する事。