2018年8月29日

第15期決算総括

第15期の決算総括です。
株式会社トライアンフ代表取締役の日向正嗣でございます。

本期は、業界内の大きな需要に支えられ市場としては大型小型を問わず沢山の案件発生を受けて堅調な一年となりました。需要を取り込むべく取り組んだ社員数に関しては20名近く増員した70名規模感まで拡大し、スタッフ数も大幅に増員したところではございますが、パートナー会社や委託先の業者様に関しては需要増人員不足による大幅なキャパシティ減となってしまっており、当社の全体的なキャパシティとしても14期に届かないような状況になって参りました。現在の16期に関しても大いに需要増が見込まれているところでございますので、引き続き社内リソースの拡大と共に、パートナーリソースに関しても力を入れて参りたいと思います。着地といたしましては、若干の減収、増益という形となり、堅調ではあるものの中期経営計画に掲げたような拡大を遂げられなかったような結果となりました。
賞与を増した状況においても増益を達成し、純資産を積み上げていき、経営の安定化に向けては前進できたと思いますので、引き続きB/Sを意識した安定感と成長力の高い経営を意識して参りたいと思います。
資金調達に関しましては、私が連帯保証人から外れる無保証人での融資が進み、直近では信用保証協会での連帯保証人から外れた融資を受ける事もでき、堅実な経営を評価して戴ける資金調達環境が整ってまいりました。
拠点計画としては、2017年9月に東北オフィス開設、2018年3月に東京オフィス移転、5月に九州オフィス開設と、前倒して拠点網の整備が完了し、今期は各拠点のオペレーションを安定化させていく事や、品質を確保しつつ体制強化を進めていく事が目標となって参ります。
課題としても、まず何をおいても第一に人であり、中途採用、新卒採用といった社内のコア人材の確保と同時に、スタッフ増強、新たなるパートナー開拓や既存のパートナー会社との連携強化を進めて参らなければなりません。
また、これまで当社では派遣ビジネスは中核としてではなく、お客様のニーズにお応えするための補完的な位置づけでございましたが、改正派遣法による無期転換ルールの結果、多くのお客様が派遣人員の維持に苦労されており、ICTサポートのジャンルであれば当社もお力にならなければなりません。実際に15期の決算にも派遣における業績がジワリジワリと増してきていたところでもあり、今期来期においては加速する事が見込まれます。
当社の強みである、採用力や人材調達力は、今後ますますお客様からも求められ、力を発揮していく事になると思います。技術者、お客様と一人一人しっかりと向き合い、トライアンフの魅力を伝える為、私も率先して一人一人の顔を見て、その人のストーリーを汲み上げ、協業して参りたいと思います。
引き続き、社員一丸となって社業に邁進して参りますのでよろしくお願い申し上げます。