2005年3月15日

《創業者》

創業者の会社にかける思いは、非常に強いものとなる。
お金も生活も全てを賭けて社業に臨むのだから、当然である。
だがひとたび法人としてしまえば、会社は創業者のものではなくなってしまう。それでも、出資金を全て創業者が出しているならば、その会社は出資者たる創業者のものと云えるだろう。
上場となり株主が複数になってしまえば、いよいよ会社は一人の個人の所有物ではありえない。
ここで、ふと思う。会社は子供に似ていないだろうか。思いいれ一杯に育てていき、最後は一つの人格として手から離れる。「法人」とはよく云ったものだ。