2005年3月29日

《育成》

人を育てたいと思う。
なぜだろう。今思うと、進学・就職・企業、どこの一瞬を切り取っても、「もし今の自分があの時の自分を指導することができたら」と考えるとやってあげたいことが山ほどある。
それは、後悔とは違う。今までの支援者が物足りないわけでもない。
それでも、教えてあげたいことが限りなくある。そして今後何かをするときも、未来の自分がいてくれればこの上なく頼りになることは疑い得ない。
人を育てたいと思う。
自分が悩んできたことや、解決してきたことは、汎用が効くように一般化する癖がついている。
いつかこの経験が役に立つように。いつかその知識を応用することが出来るように。
私が幸せに感じる瞬間を分類すると、「何かを伝えることが出来たとき」は必ず上位に入るだろう。
そして同様に、何かを受け取ったときも人生意気に感じるものだ。
それはきっと、自分も育てられたいときっと思っているからだろう。