2020年12月3日

財務について

お疲れ様です。日向です。
今日のプレジデントオフィスは、「財務について」お話ししようと思います!

社員的には、全然関わりないだろうし、私しかしていない仕事の一つなので、面白くないかもしれないけれど、でも社員に聞いて欲しいんだよね。

まず、財務のお仕事って何しているかというと、会社を経営する上で、資金をどのように集め、どう運用するかって事を行う仕事なんです。
集め方は、大きく二つあって、資本(純資産)として集めるか、負債(借り入れ)として集めるか、ってのがある。資本は、資本金って最初のタネ金があって、そこに毎期の最終利益が積み上げられているイメージ。こっち側は、返す必要の無いお金だから、資本が分厚い程安定した会社って言えるのね。
一方で、負債(借り入れ)は、主に銀行さんからの借り入れと、仕事した後に皆に振り込むまでの支払い待ちになっている給料や報酬等があるよね。借りてるものは、期限が来たら返したり支払ったりしなきゃいけない。

そうやって集めたお金で、売り上げを立てて、用意したお金より増えたらそれが利益になり、資本に足されていく。それを拡大再生産続けていくのが会社経営ってやつだ。
で、概ね、売り上げたお金が回収されるよりも早く、お支払いが先に来ちゃうから、例えば100円使って120円貰える仕事でも、100円は先に持ってなきゃいけないんだよね。その100円を、1.自分の手元から出すか、2.借りてくるか、3.120円入ってくるまで待ってもらうか、4.他の支払い待ってもらって払うか、そういう事するのが財務なんです。
支払いの約束があるにもかかわらず、3の待ってもらうってのは、すごい信用を傷つけるのであまりやりたくない。4の他の約束破るのも信用傷つけるからやりたくない。だから、1か2を考えるのね。お金を約束通り支払うって事は、簡単そうで多くの人は出来なくて、それにやっぱり多くの会社が出来ないんだよね。だからこそ、当社はその信用を大事にしたいと思っているし、約束を守りたいと思うし、状況をいつも丁寧に説明したいと思っている。

で、うちってば、年商10憶を目指そうぜって話している会社でしょ。そうすると8千万くらい月々動くわけでしょ。そのくらいまでは、資本(純資産)としてもっておきたいのさ。毎期毎期利益積んで資本分厚くしているのは、安定して売り上げるために必要だからなのね。これが初期の資本金1千万で残り7千万とか借り入れで回していたら、自己資本的にもチョー厳しい会社で、貸し手である銀行さんも不安いっぱいになるわけ。売上沢山で社員に皆分配してひゃっほーいでは無いのはわかると思う。実際、リーマン→震災の頃までは、利益積んでこなかったから、ヤバくなってからの借り入れはタフだった。今回のコロナ禍では、迅速に、好条件で借り入れができたのは、財務に手を尽くしてきたからなのね。銀行さんとのコミュニケーションは透明性高く、丁寧に行ってきたし、決算情報もHPに公開するほど透明性が高い。最近では、クラウド会計によりかなりリアルタイムで状況が把握できるし、売上予測とかも会議とかで出してきているものね。

今年は例年よりも更にキャッシュポジションを積み増して、コロナに備えているけれど、こうした時こそ、入出金のモラルハザードを起こしてはいけない。取引先に支払いに安心して貰うのと、顧客からの入金にルーズになるのは全然等しくないからね。先述の、「入金あるまで待って」「他の支払う先にするから待って」みたいなのは、そのお客様の信用がイエローマークになっているのに他ならない。キチンと財務の仕事をしていて、「信用」が大事だとわかっていたら、会社として資金繰りするのが大事な仕事だからだ。動画では割引現在価値の話をしていて、机上では良く金利や配当などの調達コストから割り引かれるソレは、財務担当者の現場感では「倒産リスク」や「支払い遅延リスク」等のがよっぽど大きいと思っている。ビジネスチャンスであれば、支払いサイトのある程度長い取引も請けるし、キャッシュが強いのがうちの強みでもある。だけど、しっかり金額は交渉しないとね。こういう、危なさとチャンスが混在する時代は特に。
何百万の支払いを待つのは、無審査無保証で同額を借りるのと全く同じ。財務、うちの社員は他人事と思わずに、支払いサイトの関する話が出たときには必ず意識してほしいな。