2005年9月6日

《スタートダッシュ》

7月、8月とは、当社にとって「スタートダッシュ」期間である。
6月末に決算が終わり、8月27日で創業日を迎える。云ってみれば、新しい期はスタートしているが、創業日までの○年目までは続いている特別な期間だ。
また、業界的に一番忙しく大きな売上が見込める時期であるので、その年を占う重要な時期がこの「スタートダッシュ」期間なのである。
6月から7月にかけて、受け皿となる拠点を増やし、人を入れ、事務作業を分担化し、2期の総括を行いながらもこの「スタートダッシュ」期間に賭ける器作りを進めてきた。あらためて、7月・8月の結果を見ると全員で歯を食いしばって戦ってきた成果は十分に上げられている事が確認できる。
当社が指標としている「売上」では、7月で360万、8月で450万程度の実績を残すことができた。2期の月間売上の平均が200万である事から考えても十分な数字といえるだろう。8月の450万などは、1期一年に相当する金額だ。一丸となって働いたスタッフの努力はきちんと数字になって表れているのである。
一方で問題点として挙がりながら、解決仕切れなかった事も「スタートダッシュ」期間で明らかになった。一つは「研修」の問題であり、もう一つは「財務」の問題である。
どちらも、急成長を前提としなければ普段それほど大きな問題とはいえない事案である。少人数ずつ人を増やすのであれば、じっくり育てるのは難しくないしコストも一度に大きくかかることはない。月間平均を大きく上回る売上を見込まなければ、資金が苦しくなることも無い。
その意味では、「スタートダッシュ」期が終わった今、急務では無くなってしまった事案でもある。しかし、ここで洗い出せた問題点を解決しなければ、次に「大きなチャンス」がめぐってきた時に、同じ問題点を抱えてチャンスを活かしきれないことは疑い得ない。
研修に関しては、コストをかけずに最低限のスキルを担保できるように現在も模索中である。また、財務についても、資金の上限により大きな機会損失を生まないよう、事業計画の策定や融資の話をまとめに走り回っている途中でもある。残念ながら、どちらもこの「スタートダッシュ」には間に合わなかったが、失敗を真摯に受け止めて引き続き全力で対策を考えていきたい。
ともあれ、本格的に始まった3年目。まだまだやりたい事は山ほどあり、やらねばならない事はそれ以上にある。全力を持ってあたるので、引き続きよろしくお願いいたします!