2005年2月22日

《マナー》

当社では、マナーについて私から皆にあまり触れることは無い。
基本的に対外的なもので、クライアント様や、そのお客様等が嫌な思いをしないだけの言葉づかいや服装、髪型であれば問題はない。当然私もスタッフしかいない場所とお客様先では、スタッフとの語り口は違うと思うし、クライアントによってもその新密度やシチュエーションによって言葉づかいなどは変わっている。
さて、当社がスタッフのマナーを気にする時というのは、「採用時」である。スタッフが身内になる前だからこそ、対外的な対応というものを見る事が出来る。特に電話の応対とメールの書き方。今までの経験では、年齢や経歴はあまり関係が無い。変に自信がある人のほうが横柄になりやすいのかもしれない。
基本的な姿勢が「謙虚」であれば、マナーがまずいということは殆ど無い。
と、ここまで書き進めて、ふと自分を振り返る。「自信」というのは表面に見えすぎると印象の悪いものだ。そう。まず謙虚に。代表者を見てがっかりされるのでは、それこそスタッフの皆に申し訳がない。

2005年2月21日

《資本の論理》

敵対的買収に関して、日本人は、特に自民党の政治家達はあまりに無知である。
堀江社長の「金さえあれば何でもできる」という発想は上場している企業の経営に関する限り、鋭く本質を語っている。何でもできるからといって、何でもやって良いかどうかは、それぞれの企業モラルや社会的な立場によるものであろうから、それぞれの会社が決めればそれでよいと思う。
上場企業である限り、マーケットでの巨大なマネーゲームに参加しているわけだから、投資家の目的としてはキャピタルゲインを狙うためでも、買収のためでも、株は売買されて良い。
電波が真に公共のものならば、上場すべきではない。
法整備に穴があるなら、そこを突くのもプロなら当然だ。
ライブドアの手法は資金調達のみ株主を裏切っているという点で絶対悪だが、対日本放送で採った策は企業として誤りは無い。

2005年2月20日

《ライブドア3》

ライブドアでは堀江社長のことばかりマスコミなどで報道されるが、IR担当の熊谷さんのブログも面白い。
http://blog.livedoor.jp/livedoorIR/
基本的に、やはり見通しが甘い。
金融商品の特性を殆ど理解していないとしか考えられない。8日のブログで「優しい売り方をする。」発言をして10日にはリーマンに思い切りカラ売りされる事になる。こんなIRでは、既存株主を騙しうちしているようなものである。悔しい悔しいで打つ手無し、では、株主がかわいそうである。
さて今週、本当にどんなドラマが待ち受けているのか。無策で乗り切れる局面ではないだろう。

2005年2月19日

《ライブドア2》

今回堀江社長は、ニッポン放(4660)株を買う資金をMSCBによって手に入れた。
正直に云って私は、MSCBに手を出す経営者は経営者として認めていない。
MSCBの説明は下記サイト等に譲るとして、基本的には、既存株主を犠牲にして資金を得る方法である。
http://www.geocities.jp/yuunagi_dan/jissen/Jissen044.htm
そしてこのCBの買い手は、空売りを仕掛ける事によって株価を下げ、株価が下がれば下がるほど・・いや、ここでMSCBについて語るのはやめよう。
ライブドア対フジサンケイが長期化する様相を呈してきたのを受け、リーマンは空売りに出始めた。既に、全てのMSCBを株に転換すれば筆頭株主はリーマンに移る。リーマンはいつでもライブドアをのっとれるのだ。乗っ取っても良いし、空売りして現渡してもいい。ライブドアがフジサンケイグループと戦っている間に、リーマンの一人勝ちである。
既存株主を裏切って勝利を得るならまだ救いがあるが、裏切った挙句敗北必至では救いようが無い。ちなみにフジテレビも今回の件で大量のMSCBを発行した。この泥仕合の最後はどんな形になるのか。注目度が高いだけに落としどころには本当に興味がある。

2005年2月18日

《ライブドア1》

連日お茶の間を騒がせているライブドア。
堀江社長の人柄もすっかり世間に定着したようだ。
プロ野球参入からずっと、ベンチャー企業の有り方、生き様を世間に示しつづけて、爽快なベンチャー社長の姿を我々に示してくれている。
うちの両親などもすっかりホリエモンファンとなっていて、事あるごとに「堀江社長は正嗣と考え方が似ているね。」と云っているものである。
私自身はリスクの取り方も、管理の仕方も、企業経営や株主(出資者)に対する考え方も、堀江社長と似ている点は殆ど無いが、「資本主義の論理で動く」という一点に関しては確かに似ているといえるかもしれない。
今回のフジテレビ騒動も本当に面白い。元証券屋・・というよりも、世間の投資家一般の評価では既に結末が見えているこの勝負。どうオチをつけるのか、最後まできっと目が離せない。