2017年8月30日

第14期決算総括

第14期の決算総括です。
本期は、13期の終盤に延期となった大型案件の稼働からスタートし、13期の最終で追い込まれていた投資損失を大いに取り返す形で利益を積むことができ、別件でも1年以上にわたる全国案件を受注する事が出来、安定した経営状態の下で着地する事が出来ました。
本期より、決算報告を税抜会計としており、これまでの期との連続比較をそのままするわけにはいきませんが、税込みとして考えれば年商で6億円を超える形となりました。安定した売り上げの拡大を計る為に、純資産の積み上げを意識した経営を続けていきたいと思います。
課題といたしましては、人件費の高騰、人材不足であり、社員はもちろん、スタッフやパートーナーに所属する人員に至るまで、サービスに必要な人員をそろえる事が出来ず、売上の頭打ち、利益の圧迫、採用から運用までの手間の増大として、採用戦略が事業戦略の中で非常に大きなウェイトを占めるようになってまいりました。
今期の予測を致しますと、お客様からの需要は大変旺盛でございますし、技術員及び体制の整備が進めば、安定した業績増加が見込める状況だと思います。
社内のチャレンジと致しましては、昨年の広島オフィスの開設から今年は東北支店の開設と大宝倉庫内のキッティングリペアセンターの開設に向けて着実にエリア拡大戦略を実行しており、多くのお客様に喜んで戴ける体制となりそうです。

ITというとその昔、クリエイティブな花形だったり、「デスマーチ」に代表されるブラック労働市場の典型だったり、そんなイメージが先行する業種なのだけど、ITの中でもITサポートに関していえば最近の学生さん達にはぶっちぎりに不人気な職種なのだそうだ。
私は、もちろんこの業種、やりがいもあると思うし、社会的に貢献できる良い仕事だと思っているのだけど、そもそもITでもサポート業界は認知されていなくって、更に開発側のシステムエンジニアやプログラマの過酷な労働がPRされまくってしまっていて、全体的に損している業界なんじゃないかなと感じている。
現在、IT系専門学校では、ゲーム開発ばかりを売りにしている。ゲーム大好きっ子はどの時代も一定の割合いるし、プレーヤーがクリエーターになり得るかどうかは横に置いとくとして、エンターテイメントは人を引き付けやすいのは間違いない。そして、黙っていても人材を確保できるゲーム業界は、ITの中でも群を抜いて過酷な労働条件だったりして、IT系開発業者もうちのがゲーム系の会社さんより条件良いのにな、と思っているのは間違いないと思う。
ゲームが採り、その他の開発が採り、その後に順番が回ってくるインフラ系の我々の業界。では、インフラサポートに分類される我々が開発系より過酷でないかと言われると、一点だけ過酷になり得るものがある。それは何かというと、「24365」と数字五つで並べられる24時間、365日保守だ。保守をやるとき、「SLA」と呼ばれるサービスレベルの合意がお客様と交わされる。障害が起こったら、お客さんと相談して日程調整しながら修理に行く日を決めるものから、駆け付け2時間復旧を求められる厳しいものまで様々だ。体制があればいいものの、場合によっては、一人で携帯を握りしめてシステムをおもりしている様な会社や保守員も珍しくない。いつ鳴り響くかわからない電話に怯え、プライベートの約束を交わす事も出来ず、飲酒も出来ず、遠くに出かける事も許されない。もちろん、電話に気が付かなくなるほど深く眠る事も許されない。そういう世界だ。
まぁ、そんなのを一人に押し付けちゃうのは続かないし、管理者や経営者は何しているんだという話になるので、ある程度の規模に会社になれば体制づくりに入るか、うちの様に厳しいSLAの仕事は請けるのを控える会社も多いのだけど、ビジネスチャンスと捉えて覚悟を決めて引き受ける個人事業主さんや赤字覚悟で体制作って引き受けてくれている大手保守会社の貢献のおかげで、社会の緊急保守は成り立っているところもある。
そういう厳しいのを除いて、ITサポートという事業を眺めてみると、お客様の感謝の気持ちを直接受け取る事ができるし、比較的予定も立ちやすいし、それほど精神的に追い込まれる事もなく、現場やお客様へのサービス向上に力を注いだり、新しい技術や知識に触れる機会も多くて成長を実感できる、良いお仕事だと思う。正直、もっと人気あっても良いのになと採用活動している時はいつも思う。私自身もたまに現場に立つことがあるけれど、サポートの現場は純粋に楽しいので、この仕事好きな人はきっともっとたくさんいるのだろう。
ITサポート専業って会社も沢山あるわけではないし、開発している会社がサポートしていたり、パソコンショップがサポートしていたり、配線施工系の会社さんがITもという事でサポートしていたり、それぞれでちょっとずつ特徴がある。うちがお世話になっているメーカーさんだったりプロバイダーさんだったり、携帯キャリアだったりするところも、ITサポートベンダーと呼ばれる当社の様な会社を掘り起こすのは結構大変で、全国均一のサービス品質を実現するためには超えないといけないハードルは結構高いと思う。
良く自社、自業種を振り返って、自分たちのサービスについて振り返ってみたりするのだけど、「サービス業」としてまだまだ成熟されてないと思う。接客する時のホスピタリティは観光フィールドで戦っているホテル等の足元にも及ばないし、飲食店に比べればマニュアル化も進んでいない。技術力にも人によって相当バラつきが大きいし、発注がかかって受注するまでのお客様側の負担もとても大きい。でも、それだけに改善する余地の大きな業種とみる事もできるし、他業種の常識的な取り組みを取り入れる事で自社のサービスをグッと引き上げて差別化の図れる、魅力的な市場と捉える事もできる。
今後もIotやらロボットやら可能性の多いお仕事だから、魅力を感じてドンドン参加してくれる企業や人が増えていくと良いと思う。

2017年7月1日

15年目挨拶

株式会社トライアンフ代表の日向でございます。
お客様、パートナー会社の皆様、スタッフの皆様には、第14期も大変お世話になりました。この場を持ちまして、心より感謝申し上げます。
さて、この14期を振り返りますと、コンビニ系の展開や金融機関、学校関連と当社の得意とするビジネスフィールドが偏りなく需要があり、非常に好況の元、業績を伸ばす事が出来ました。
昨年の挨拶で問題点として挙げておりました、一部社員のモラルハザードによる不採算行為や悪癖は払拭する事が出来、清廉で勤勉な当社の企業風土を取り戻す事が出来、品質や採算性は大いに改善する事が出来ました。
今後も問題から目を逸らせることなく、改善を続け、公平で品質を大切に、モラル高く、正しい行為や頑張っている社員に報いて上げられる会社創りを進めて参りたいと思います。
また、中四国展開を強化するために進めた広島オフィスの開設も安定的に稼働しており、業績への大きな貢献を果たす事が出来たと思います。
さて、第15期でございますが、エリア拡大戦略としては東北オフィスの設立の為、準備を進めてまいりたいと考えております。また、新たに中期経営計画をまとめ、経営戦略を基に事業の継続的な発展を目指していきたいと考えております。
それでは、本年もお客様のご要望にしっかりと応えられる体制づくりに邁進してまいりますので、何卒変わらぬご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

2017年6月6日

ロングミーティング

私は昔から会議があまり好きじゃなくて、本当に必要なタイミングでしか長い間ミーティングを行わなかった。
推進するのが自分で、周知するのはメール等だけでもある程度充分だと思っていたからだ。必要な意見も個別に吸い上げれば良いし。
何せ、人を同じタイミングで集まるのは費用がかかる。特に遠隔地にいるメンバーを収集するのは交通費だってかかるし。情報の共有化のメリットは、コスト以上に出るかって言われると、「勿体無いな」と正直思っていた。

考えが変わったのは、最近になってからだ。去年、大阪の体制を大きく変えた時に、四半期に一回ミーティングするようにした。方針を説明して、目標を立てて、進捗を確認し、会議で出た事についてレポート書いてもらい、私から個別にメールでフィードバックを入れる簡単なものだ。
もちろん会議があったからだけなんて思っていないけれど、長年懸念になってい大阪業績は急回復して、全員共有された価値観や意思の元で真っ直ぐ前に進んでいる。管理職のリーダーシップが強く発揮されているのは間違いないけれど、会議を通して私は学んだことがある。
会議はきっと、何かを共有するような目的よりはずっと、そこで発言した事を確認する事によって、参加者各々その人を推進させる事に意味があるのだ。
そして、その推進力は、会議の中で発言されたその人の口から出た目標の高さと具体的な行動と、責任感によって大きく左右される。

最近、東京大阪名古屋の若手中心メンバーを集めて、ロングミーティングを行なった。経営小説に出てくるキックオフ的なアレだ。
私は議長をしているし、意見集約や決定もするけれど、主には会議のやり方を浸透させるためにいて、極力自分の意見は言わないようにしている。(勿論、私の方針や意見なんかは既に百も承知なメンバーでやっているから、私の進みたいなと思っている方向性は言わずとも皆んな理解してる)

早速各オフィス、色々と動きがあって、今季大阪で起きたような大きな前進が全社的に起きるとしたら、これは本当に来期が楽しみだ。
幸い景気的な地合いはとても良いし、会社の地力が高まればそれだけで結果はきちんとついてきそうだ。