2014年8月14日

決算処理

当社は6月決算なのですが、11期は一般派遣の許可更新の必要もあり、純資産で2千万円を作る必要がありました。

これまでの資本金と利益剰余金で1300万円なので、税引き後に700万の追加・・。

事業規模が大きくなってくると、どうしても無駄な間接労働をする人が増えてきて、そこを最適化していかなければ利益が残せないのですが、これがなかなか難しい。

同様に事業規模が大きくなれば運転資金もたくさん必要となり、もともとの1千万の資本金だけでは当然足りず大きな借り入れをすることになる。

ずっと借り入れに頼って事業規模を拡大していくわけにもいかないので、純資産の厚みはどうしても必要になってくる。

増資をするか、利益で積むかなのだけど、増資は自分個人側に増資資金を落としてためておく必要があるし、増資する事によるデメリットもあるので、やっぱりある程度は利益を積んでおく必要があるのだ。

ということで、数字の良い事に必要以上に浮かれず、ギュッと締めながら営業する事が大切。

特に今回の様にXPからの変更需要みたいな特需のあった翌年はかじ取りが難しい。

悪い時は悪い時でもちろん経営は難しいが、良い時は良い時で難しい。

2014年7月1日

12年目挨拶

株式会社トラアインフ代表をしております日向でございます。
お客様、パートナー会社の皆様、スタッフの皆様には、第十一期も本当にお世話になりました。
心より感謝申し上げます。

さて、この十一期はウィンドウズXPの交換需要に支えられ、またスマートデバイスの本格的な法人運用も始まりましてかつてない好況の一年となりました。
忙しく、ご無理をお願いした関係者の方も多く、ご協力に感謝申し上げます。

去年から今年にかけて、交換需要の残数分もあり引き続き堅調な需要が見込める一年となりそうです。
また、文教系の予算も大きくついており、金融系の案件も大きなものがいくつか走っているため、先の見やすい期となりそうです。

底堅い時期であれば経営としては行う事が決まっていて、人材の強化とパートナーの拡大を引き続き力を入れていきたいと思います。
今期もたくさんのお話を戴いており、また、大きなお客様からの初取引も増えて参りました。
ご満足いただける品質はもちろんですが、受け皿としてご希望に叶うキャパシティの確保を進めて参りたいと存じます。

今年は柔軟さや受注キャパシティの拡大を進め、より多くのお客様のご要望、より大規模な案件への対応力を強化する一年にしたいと存じます。
今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2014年7月1日

第12期を迎えて

11期はXPからの切り替え需要で、当社も忙しい1年でした。

社内の雰囲気は明るいのだけど、気が緩んでいる様な所もあり、反動で収縮する市場とどのように向き合っていくかが大切な一年になりそうです。

夏場は文教系で予算がついているところも多く、今年の夏はこのまま大規模な感じのまま展開が進むとして、秋以降にどこかまで大きく売り上げを伸ばした後でシュリンプしていく市場と戦わないといけません。

実際に4月5月は、底値を押し下げる業者が蔓延って金額的には相当苦労する事になった。同時に、労働市場に目を向けると、決してスタッフを取りやすい環境には無い。つまり、作業者は集めにくく、金額は押し下げられるような状況に現在はなっていると思います。

見かけ上は、3月までに膨らんだボリュームの仕事量をさばいていた人材が4月から相当ダブついているように見えるのだけど、実際には固定で採った人はダブついているが時間と共に溶け、短期で補充するのは非常に難しい、といった状況だろうと思います。

お客様からはそれが見えづらく、4月以降の値下げ競争に躍起になっているみたいだけれど、この夏で膨らむ一時的な需要にこたえる事は難しく、未達になってしまう作業者が一定の割合で出てくるのだと思います。

 

そうはいっても、目先を超えるところには縮小するであろう市場が残るわけで、今期は難しいかじ取りが迫られます。

特需は素直に喜んで、過ぎたらきちっと締め直す、こんな対応がきっと今求められているのだと思います。

セキュリティの厳しいICT業界で、何かを発信するという事は、それだけきちんとした発信者としての意識とモラル、覚悟が必要だ。

当社で面談する作業者には、フェイスブックやツイッターに作業に関する情報を一切書かないで下さい。とお願いしているのは、全ての人が発信者としてのモラルやセキュリティ意識を教育されているとは限らないからだ。ソーシャルメディアが発達して、便利になった一方、セキュリティ教育を担う企業体の体制はまだまだ万全とは言い難い。お願いしても、機密契約を結んでも、そもそもの作業者モラルが低ければセキュリティ事故のリスクは存在し続ける。

ある通信業者からは、フェイスブックの写真にストラップがちらりと映っている指摘を受け大騒動となり、ある取引先からは一人でも「作業現場名ナウ」みたいな表記がツイッターに書かれたのが発覚したら以降取引禁止と釘を刺されている。

私もそうだが、当社の業界にいる管理者は、ソーシャルメディアに関する問題を考えるたびに、胃の痛くなるような心配をしていると思う。まずは継続啓蒙。