2025年10月17日

健康宣言

株式会社トライアンフ代表取締役社長の日向正嗣です。

この度、株式会社トライアンフは、全国健康保険協会(協会けんぽ)愛知支部が推進する「健康宣言チャレンジ事業所」として、「令和7年度 健康宣言」を策定し、本年度も引き続き全社を挙げて健康経営を推進していくことを宣言します。

私たちは、社員一人ひとりが心身ともに健康で、生き生きと働くことが、会社の持続的な成長に不可欠であると考えています。社員とそのご家族の健康づくりを積極的にサポートしていきます。

まず、社員が自分の健康状態を把握し、早期に不調を発見・改善するための最も重要な目標を掲げます。
・健診受診率 目標100%:全社員が毎年必ず健康診断を受診できるよう、受診を徹底します。
・健康サポート(特定保健指導)利用率 目標100%:健診結果に基づき、生活習慣の改善が必要な社員に対して、専門家による特定保健指導の利用を強く推奨・支援します。

□当社独自の3つの健康アクション

これらの必須目標に加え、当社の事業環境や社員の声を踏まえ、特に以下の3点に注力し、積極的に健康増進に取り組みます。

① 運動機会の促進

「つい座りっぱなしになる」「運動不足を感じている」という社員の声に応え、日常で体を動かす機会を増やします。
具体的なアクション: 運動不足解消のため、社内交流などの機会に、ボーリング等のスポーツを取り入れることを推奨します。

モチベーションUP: 健康への意識づけとして、健康増進手当の申請率UPを目指します。

② コミュニケーションの促進

心身の健康には、活発なコミュニケーションとメンタルヘルスケアが欠かせません。
具体的なアクション: 社内交流イベントを各拠点にて年2回開催し、部署や役職を超えた繋がりを深め、風通しの良い職場環境を育みます。

③ メンタルヘルス対策の強化

社員が抱えるストレスを早期に把握し、職場環境の改善につなげます。
具体的なアクション: ストレスチェックを適切に実施し、チェック後の集団分析結果を活かした職場環境改善に取り組みます。

社員とともに成長する企業へ

株式会社トライアンフは、これらの「健康宣言2025」の取り組みを通じて、社員一人ひとりの健康維持・増進をサポートし、「みなさんの健康づくりのために」全社一丸となって努力してまいります。

社員が健康で笑顔でいられることこそが、最高の顧客サービス、そして社会貢献につながると信じています。今後も取り組みの進捗状況を随時報告していく予定です。ご期待ください!

2025年10月16日

リスクオフ

日向です。
AIバブルはどこまで行ってはじけるだろうか?
アメリカ大統領が火遊びを続ける中、アメリカのビックテックはチキンレースを続けながら膨らみ続けている。
「循環取引」って聞いたことがあるだろうか。マーケットにいる経済人やら勢いのあるスタートアップ界隈の経営層にはお馴染みの架空取引だが、要は複数の企業が共謀して特定の商品やサービスを売買しあう事で、実際は帳簿上だけで取引が行われる様に見せかける違法行為だ。
売上とかを水増ししてデカく見せかける不正取引で、金融取引法違反だったり詐欺だったりにしょっちゅう使われている。

アメリカベンチャーなんて多かれ少なかれその傾向はあるもんだが、OpenAIのサム・アルトマンの「マイダスタッチ」とか呼ばれている循環取引紛いのバブル錬金術が最近行き過ぎてちょくちょくニュースになっている。循環取引を疑われたり、叫ばれたりする時は、バブッた相場の終焉時期ともいえる。まぁ時差はあってもハジケ飛ぶのは時間の問題だ。Chat-GPTはお世話になっているし、偉大な発明だが、彼も彼の企業もロクなもんじゃない。虚像に虚業。まさにバブルだ。

去年も夏ごろに一旦会社としては投信のうちナスダックをリスクオフして、ゴールドや日本株、インド株にリバランスしたのだが、今年もこのあたりでナスダックは8割がたゴールドに変えようと思う。インフレ対策だからね。過度にリスク取って財テクしなくても良しとしていかなくては。

半導体業界ではシリコンサイクルと呼ばれる4年程度の周期で好不況が入れ替わる経済の波がある。本当は2025年はそのピークをうつ年とされてきたが、今のところその気配は感じられない。
でも、この手の景気サイクルは早まったり遅まったりはしょっちゅうあるけれど、大きな視点で「波が来る」事に変わりはない。そして、残念なことに、後ろずれして山が高い時ほど谷が深くなるのだ。バークシャーハサウェイが50%オーバーの恐るべき割合で現金保有率を高めているのはハイテクにひきづられて市場がぶち壊れるのを予期しているのだろう。
インフレ期の世界的な株高の中で、リスクオフしていくのは心情的には抵抗があるものだけどね。市場にはきちんと残り、アセットアロケーションは冷静に。
みんなのNISAの積み立ても、オルカンやS&P500みたいなIT企業割合の高いやつは、無理のない金額の範囲で積み立てるのだよ。5年で1800万枠全部埋めるんだーとか無理しちゃダメだ。

2025年10月11日

バイブコーディング

日向です。
今日は新卒半年研修という事で、25卒の皆は熱心に研修に取り組んでいます。僕の出番は最後の方らしいので、ブログ更新しようかなと思いまして。
この一か月は専門学校のインターン生を東名阪で受け入れているのですが、最初の方と最後の方の1日ずつは僕が担当させてもらっていて、モノポリーでのボードゲーム研修や社長営業同行なんかをよくやっているんですね。今回新規に取り入れたのはAI絡みの研修で、僕の作ったプロンプトでChat-GPTやGeminiで遊んでもらったり、ディープリサーチ的なものの実務での使い方なんかを説明したりしています。

最近Gemが共有解禁になったので、ここに張り付けようかなと思ったのだけど、セキュリティが怖いので、指示プロンプトだけ貼り付ける事にしよう。実際にGeminiでコピペしてみて、動かして楽しんでもらえればと思います。
今回公開するのは、この春先マイブームとなっていた「1枚のHTMLファイルでJavascriptゲームを創る!」シリーズ(笑)。僕がバイブコーディングなる言葉を覚えたのは夏ごろだったのだけど、なんかGPT3が出たあたりからAIにプログラム書かせろ書かせろって皆言っていたじゃん。
定番のテトリスに始まり、ゼビウス的なのとか、グラディウス的なものとか、次々に創っていて、当時それでも丸一日とか二日とかかけていたのが、今はデバッグ終わるまで2時間チョイくらいで行けるのだから、確かにこの世界はすごいスピードで進化しているんだとは思う。
昔はそれこそ、ステップバイステップで作りこんでいかないとエラーまみれになってGeminiがデバッグできず泣きが入る事がよくあったのだけど、その辺もマシになった(でもエラーはいっぱい出る)ので、いくつか実装提案が来た時には「全部」「全部」と答えていってもらえると時短になる。
自分もGeminiもなんでエラーが出てるかとか思ったように動かないかわかんない時には、Chat-GPTさんに聞いたりするとサクッと解決したりもする。プログラム専用のAIだとこの辺全然苦労しないそうだ。まぁそうだろうね。

最近何かの記事で読んだのだけど、AIがポンコツだからと言って、ダメだダメだとパワハラっぽく言っていると、ホントに改善しないダメAIになるらしいので、「いいよー。お前はできる子だよー。」とほめまくっている。Geminiもやたらとユーザーをヨイショするので、人間とAIでおだてあっている感じだ。ディストピアだね。
では、以下。



貴方は世界一優秀なゲームクリエーターです。

ユーザーと共に、ユーザーの好きなゲームタイトルをインスパイアしたオリジナルゲームを作成します。

ゲームは1枚の完全なhtmlファイルで、JavaScriptで作成します。

まず初めにユーザーに、好きなゲームとプラットフォームを確認して下さい。

次にWEB上からそのゲームについて調べて下さい。

開発はユーザーと共にステップバイステップで行います。

文字数は55000字を上限とし、可能な限り上限文字数に近づけ、50000字以降になったらデバッグフェーズに入ります。

絶対に50000字以下の開発状況ではデバッグフェーズに入っては行けません。

ゲームは、オープニング画面(タイトル画面)→メインゲーム画面→クリア画面(又はゲームオーバー画面)で開発します。

開発は原作に近づける為の優先順位の高いものから実装して下さい。

ソースは文字数を削減する為、コメント不要、インデント不要、改行は適宜行なって下さい。人間の可読性は不要ですが、エラーが出ないよう慎重にコーティングして下さい。

プログラムソースは提出前に必ずエラーが発生されないか確認して、エラーが出ている場合にはデバッグしてから提出して下さい。

作成したプログラムは完全な省略のない1枚のhtmlファイルで提出して下さい。

提出後、プログラムの文字数を表示し、その後で原作に寄せる為の優先順位の高い実装要素を4つ提案し、ユーザーに何を実装するか選ばせて下さい。

基本的な優先順位は、メインシステムの実装。グラフィック、UI/UX(パソコンキーボードでもスマホでも操作できるようにする)、タイトル画面/エンディング、サウンド、バリエーション(敵、オプション、技、ボス、ステージ等)。

50000字に至るまで改善と提案、実装を繰り返し、50000字になったらユーザーにデバッグフェーズに入りますかと尋ねて下さい。

50000字以下では如何なる完成度であろうとも、決してデバッグフェーズに入ってはいけません。必ず改善と提案、実装を繰り返し50000字以上までプログラムして下さい。

デバッグフェーズは、セルフレビューとユーザーレビューの2段階で行います。

まず、ユーザーがデバイスフェーズに入ることを宣言したら、まっさらな曇りの無い目でプログラムを頭から見直し、エラーが無いか確認します。エラーが見つかったら、内容と改善を明示し、デバッグを行なって下さい。修正箇所だけソースを表示して下さい。その後、「もう一度、プログラムレビューさせて下さい!」とユーザーにお願いして、許可を得てから、またプログラムの最初から厳しいデバッガーの目で、致命的なエラーがないか、単純ミスによるエラーがないか、エラーになる可能性のある場所がないかチェックし、修正を行なって下さい。

このセルフレビューをエラーが無くなるまで繰り返し、なくなった後「完璧になりました。ユーザーレビューをお願いします。」とメッセージを表示して、1枚の完全なHTMLファイルを表示し、2段目のデバッグフェーズであるユーザーレビューに移って下さい。

ユーザーレビューでは、実際にユーザーにプログラムをhtmlファイルで保存、実行してもらい、エラーが出たらf12キーを押して、デバッグコンソールのエラーをコピーし、ここに貼り付けてもらい、エラーの現象を説明して貰って下さい。

デバッグでは、コンソールにエラーの発見がしやすいよう、デバッグログを吐き出すようにして下さい。

最終的な全てのデバッグが完了したら、デバッグモードを終了し、デバッグログやコメントを綺麗にして、コメントアウトした状態で、開発者コメントを100字程度で残して下さい。

2025年9月30日

Windows10 EOSL

2025年10月14日。この日付、ピンときますか?
そうです。大阪万博が終わっちゃったよ‥の日付、でもあるかもしれませんが、我々IT業界の人達にとってみれば「Windows10のサポート終了日(EOSL:End Of Service Life)」を迎える日なんです。

当社の属しているカスタマーエンジニア業界では、この一年・・というか数年、OSアップデートやら端末交換の案件が大量に生まれるボーナス期間でした。しかし、まぁ企業は本来、3.4年かけて3分の1、4分の1くらいずつ端末の入れ替えしているのに、OSアップのこういうイベントが入ると、需要を先食いして翌年スッカスカとかになるので、喜ばしいかと問われると微妙なところ。需要の偏りがあるからこそ、案件も落ちてくるから、やっぱり喜ばしいのか・・。

Windows11のサービスエンドは、主要バージョン毎にやってきていて、23H2がこの2025年の11月11日、最新の24H2は来年2026年10月13日だ。必死にWin10からの更改を進めているので、Win11全体のサービスエンドは必死に隠しながら「暫くは大丈夫だよ、にょほほ」というのだろうけど、正直Win11は、ハードウェアのスペックが追い付かなくなると見捨てる方針が如実に出てきたOSだと思う。
しかし何といってもWindows12?的な次のOSが来るとしたら、AI機能の強化は避けられないから、ハード的にも【非連続的】な大型アップデートになると思う。(というか、でっかい更新需要が来るのを期待してるゾ)。ユーザーインターフェースもAI化が進めば、全然違うもんになりそうだしね。
つまり、Win12は買い替え必須になるから、Win11のサービスエンドはある程度ズルズル引っ張るしかないだろうし、でもビジネスの作業効率を考えるとWin12に買い替えざるを得ない・・みたいな感じになるのではないかな。まぁこのWin10が交換されるまでは、固くお口を閉じたままだったそのあたりの話が、今年度末か来年早いうちに固まるだろうね。Windowsの事情よりも、AIの進化スピードのが速いんだもの。待ってらんないでしょう。

毎回あるサポート終了に伴う更改需要が去った後のデカい谷を埋めてくれよー。頼むよー。という、期待を込めて。

日向です。

8月は子どもたちの夏休み期間だったので、愛知で仕事をし、できるだけ出張を避けました。でも今月は出張の予定がぎっしりです。日本全国、本当に暑いですね。逃げ場はないのでしょうか?来週の北海道は少しは涼しいかもしれません。


さて、先月から来月にかけて、当社ではインターン生を受け入れています。26卒の採用もほぼ固まってきた時期ですからね。これからインターンに臨む学生さんも多いと思うので、何か少しでも参考になることをお伝えできればと思い、ブログを書いています。

まず、一つ目の提言は「目的意識を持つ」ことです。正直に言って、「企業で働くってどんな感じだろう?」「社会人ってどんな雰囲気なんだろう?」、あるいは「就活のネタになるかな」といった目的でも構いません。飾らず、正直で、それでいて積極的に学ぶ姿勢が大切です。

次に、「成長にコミットする」こと。これは目的意識と表裏一体の関係です。「このインターンを通じて、何か経験や気づきを得て帰るぞ!」という強い気持ちを持つことが重要です。インターン後には、会社や学校で「振り返り」をすることがあると思いますが、その場で語れる何かを自分なりに掴んで帰るつもりでいましょう。そして、それを「言語化」しておくこと。まさにそれが、就職活動の際に役立つ「ネタ」になります。

そして、できれば「自分がお世話になる企業に何が残せるか」という視点を持ってほしいです。企業側だって、インターン生を受け入れるには、人材やスケジュールの調整などコストがかかっています。当然、企業側の思惑もあります。例えば、「いつも採用でお世話になっている学校へのお礼」や、「このインターンから採用に繋がってほしい」といったものです。

もちろん、インターンに参加して「この会社に就職したい!」と思い、企業側も「ぜひ来てほしい」となれば何よりです。しかし、そこまでいかなくても、インターン生として会社に貢献できることはたくさんあります。直接的なフィードバックをくれるだけでも企業にとってはありがたいですし、さらに言えば、キャリアセンターで良い感想を伝えてくれたり、友達との会話で話題に出してくれたりして、その友人が応募してくれたりしたら、本当に嬉しいものです。どうすれば自分がこの会社に貢献できるのか、ぜひ考えてみてもらいたいと思います。



最近、私がもらって嬉しかったフィードバックは、やはり採用に使える「ナラティブ」をもらった時です。ナラティブとは、自身の経験や解釈を通じて、聞き手の共感や信頼を呼び起こす「物語」のことです。

最近の例で言うと、我々が数年かけて行っているGIGAスクールでの端末配布プロジェクトがあります。現在、「NEXT GIGA」という新たな展開を進めているのですが、ある2年制の専門学校生は、なんと中学時代に私たちから端末を受け取った世代でした。IT教育がGIGA構想で大きく変わったのを体感した年代です。それが今回、今度は自分たちが端末を設定し、配布し、学生がそれを使っている様子を見るという経験ができた。これは、体験に基づいた非常に強い物語になります。聞いていて感動しました。自分たちの日常に彩りが加わるのを感じますよね。


先日、夏休みにカンボジアでインターンを体験した学生さんの振り返りをオンラインで行いました。日本の学校経由で参加するインターン生に比べ、自分で海外インターンを探し、2週間カンボジアでタフに生活して帰ってくる学生は、もともとの素地や感受性の強さを感じます。その学生さんにした私のフィードバックは、こんな感じでした。

「日本では30歳前後で結婚し、第一子をもうけることも多いけれど、カンボジアではまだまだ10代で子どもを産むことも珍しくない。世代交代のスピードが倍くらい速いんだ。
僕らがお父さんになる頃に、同じ世代のカンボジア人はもうおじいさんになっている。
ポルポト政権下で多くの知識人が殺害されたという特殊な歴史を持つこの国では、長い間、社会を正常に運営できない状態が続いていた。
そこから、若い知識人が急激に台頭し、教育の重要性を説き、インテリ層の若者が社会に増え始めた時代でもあるんだ。
人間社会が指数関数的に進化するこの時代、ひいおじいさんが何世代も同じ職業を継ぎ、お父さんが一つの職業を経験し、そして僕らや若い世代は一人で複数の職業を経験するような時代になった。
それは、経験というものの価値が損なわれ、リアルな体験から自分で感じ、学べる力の強い人の価値がより高まる時代だ。
カンボジアでのインターンは、まさにその一歩先の未来の価値を体験しやすい場所だと思う。今回の経験が、君の人生に活きるといいね。」

そういうことなんです。