人間には寿命があるし、企業にだって寿命がある。政治だって、政党だって、当然寿命はあるだろう。
しかし、国のトップが毎回1年もたないって、どういうことだろうか。
今は、世界的に見ても舵取りの難しい時期にあるのは間違いないし、安全保障や防疫も大切だけれど、経済や財政は待ったなしの状態になっているのは、もう子供でも分かるくらいにヒドイ事になっている。
誰が首相をやってもいいのだけど、厳しい状態なだけに打つ手の方向性ははっきりしている。
デフレの克服と、円安誘導だ。
エネルギーやら資源も国内での供給能力が不足しているのだから、円高のうちに海外モノを買いあさってしまえばいい。このまま借金を重ねればいずれは円の信認が市場から得られなくなって暴落するので、円高のうちに打てる策はやっておいた方が良い。いずれくるインフレ・円安も崖から落ちるような急激な暴落は避けたほうが良いので、可能な限り意図的にゆっくりしたペースでインフレ・円安の形にもっていって国内景気を上向かせたい。
やっちゃいけない事もはっきりしている。
デフレ下での増税・利上げ、不況下での公共投資削減。
別にどっぷりケインジアンなわけでもないので、ジャブジャブと非効率な公共投資をし続けろというわけではないけれど、不景気で民間に仕事が無い時期に、公共事業を一気に削るとあっという間に冷えるのが公共投資と景気やら雇用やらの関係なのは自明だと思う。
リフレをコントロールする事ができるか・・という事であれば、恐らく極端に財政が悪化した状態や完全雇用が担保されない状況では難しいのだろう。しかし、国債が消化できなくなってからでは更に打つ手は少なくなる。
本当は、次の国のトップは経済通になって欲しいところなのだが・・。

2010年3月4日

採用活動

最近、この4月に入社する子の内定を出した。
今年はゼロでもいいかなと思っていたのだけれど、せっかく良い人材が採れる時期に採らないのも少し長い目で見ると本当に勿体無いと思うし、今だったら育成がしっかりできるなという思惑もある。
そして、一人採ると、なんとなく一人だけの採用というのはバランスが悪い感覚に陥る。
学生から社会に出る時に、同期がいないというのは大きな成長を逃す事に繋がると思うからだ。
特に今回の採用は営業力の強化という側面が強い。時に張り合ったり一緒に飲んだりできる仲間がいればきっと仕事をする上で大きな支えになると思う。
と、云う事で、改めましてもう一名を募集中です。
希望としては、当社の今やっている仕事の技術的側面はクリアできていて、車で移動できて、土日や夜間や遠地での作業も厭わず、且つ営業に向きそうな感じの子。
そんな高望みをしているわけではないのだけど、採るとなると中々難しいのだなぁ。。

先日はたらいくさんからの取材を受けて、記事が掲載されていたのでホームページのプレスリリースにも載せてみました。
同じところに掲載されていた会社さんで興味のあったところにコンタクトを取ってみた。
違った業種の方たちと話すと普段「常識」と思って思考停止している様々なコトを考えるきっかけとなる。他業種でおこっている大きな波というのは時差をおいて自分達の業種でも巻き起こる事が多いので、今、常識のフィルタで盲点になっていることを洗い出す事は絶対に無駄にならない。
また、自分の考えをアウトプットする機会も最近では少なくなっていたので、自分の事、自社の事を見つめなおす良い機会にもなった。
プレジデントオフィスも、暫くご無沙汰であったけれど、もう少し更新して会社の方向性を示していければいいかなと思う。

最近、新しいお客様との出会いも増えて、パートナーもどんどん増やしていこうとしているので、きっとトライアンフという会社はどういう会社なのか、社長はどんな事を考えているのかというところは気にされていると思います。
うちの会社は、一つずつコツコツと真面目にやる会社です。
そしてパートナーやお客様と一緒に品質を高めていこうとする会社です。だからお客様が、現実に沿わないスケジュールを組んだ場合等、物理的に不可能な場合にはきちんと指摘しますし、トラブルが発生した場合には、公平な目で原因を把握していきます。まず、真っ直ぐに反省してみて、自社の悪い所は可能な限り改善していきます。しかし、時にはパートナー企業様に無理を聞いていただくことにもなりますし、時にはお客様自身に改善して戴かなければならない事もあります。
最近は、余裕がなくなってきてお客様にご面倒をかけたくない一心で調整が全く出来ていない仕事を請けることが多くなってきました。ミスが発生し、クレームになるのは大概こうした案件です。
お客様にとって耳の痛いリスクを説明する事と、イエスという一つ返事で営業最優先で請けてトラブってしまうのと、どちらが本当にお客様の為になる仕事の仕方でしょうか。
当社はちゃんとエンドユーザさんのことを考えているお客様と一緒に仕事がしたいと思います。