2010年7月16日

《初回のお取引》

この半年は、本当にお取引先が増えた。
東京でのアプローチがその大半だけれど、ご紹介や過去にお顔合わせしていた会社さんとのお付き合いの再開、新規開拓営業の成果等、地道な取り組みが現在急接近という形で見えてきているのだろうと思う。
初回のお取引の際に気をつけていることがある。
「最初は自社の利や理を通さない」という事。
景気が悪い時期はどうしても自社の利益を先に確保したくなるし、仕事のやり方もこれまでやってきた自社の文化に合わせたくなる。
しかし、請ける立場であっても、お願いする立場であっても、最初はきちんと相手側に利益が乗る形にすること。相手の文化ややり方に合わせること。
採算化するのは、しっかり何でも話せるくらい親しくなってからで充分。

2010年7月2日

《8期》

8期に入った。
毎年、色々な出来事があって、良い話も大ピンチもそれなりに訪れて、今日一日がまた始まる。
昨日は8期初日だったので、普段日常の作業や手配に追われて中々手の回らない、少し先を見据えた経営の方向性や採用について考えていた。
7期は、創業以来といっていい厳しい期だった。
社員も皆、厳しい状況を良く認識してもらって一つ一つの仕事に本当に丁寧に対応して来たと思う。
厳しい時だから、防衛的に、利己的になる人や組織は私たちの周りでも増えていたと思う。しかし厳しい時だからこそ相手のことを思いやれる繋がりだけが、良好な関係として続くという事が明らかになる一年だった。
この8期は、深い信頼関係を築いていく事に力を入れていこうと思う。誰かの役に立つ為に、我々は何をすることができるかという事を当社の全員が深く考えていかなければならないと思う。
今期は会社としても大きく変わる一年になると思う。新しい考えに触れる機会も増えると思うので、「信頼関係を築く為に自分は何ができるのか」という心構えを皆が持つことが大切になる。

2010年7月1日

8年目挨拶

- 8年目挨拶 -

 多くの出会いと、精一杯のサービスをお届けしていく中で、当社も8年目を迎えることが出来ました。厳しい時代に当社を信頼して支えていただきましたお客様、従業員、ご関係者の皆様には、本当に感謝しております。

 前期7年目の経営を振り返り、テーマにして参りました「創業以来一番の出会いの年」につきましては、北は北海道から南は沖縄まで実際に自ら足を運んで多くのパートナーの皆様とお会いし、交流を持つことが出来ました。また、中期計画の柱と位置づけていた東京進出(エリア軸)を実現し、社員への教育訓練によるスキル軸の強化、軽貨物運送事業の届出や個人向けPC設定の拡大等の周辺業務軸への強化など、基本戦略の具現化に向けて力強く歩みを進めた一年でもありました。

 今期の経営環境に目を向けますと、昨年度の不況下で我慢し続けていた保守やリプレースの我慢切れ需要と、国策として推し進めたいスマートグリッド関連、医療介護関連等の対応がポイントになりそうです。

 マネジメントの考えなければならない重要ポイントとしては、人材戦略の構築だと思います。新しいステージで新分野のスキルや経験が必要な時、より多くの仕事を吸収しなくてはならなくなった時、新たな人材の確保や育成をどのようなポリシーで行なっていくのか。どのように機能する組織にしていくか。この一年は深く考えねばならない重要なテーマになると思います。

 そして7期に一年を通して知り合った多くの出会いを有機的にお仕事と結びつけながら、拡大したエリアや多様なサービスを展開し、品質の向上に取り組んで活きたいと思います。

 今期は大きな転換期になることが予想され、素早い判断や柔軟な対応を求められる事が多くなると思います。「変化」に前向きに対応し、一つ一つの仕事を確実に乗り越えて、お客様の要望に応えられるよう、社員一丸となってサービス向上に取り組んで参ります。

 今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

人間には寿命があるし、企業にだって寿命がある。政治だって、政党だって、当然寿命はあるだろう。
しかし、国のトップが毎回1年もたないって、どういうことだろうか。
今は、世界的に見ても舵取りの難しい時期にあるのは間違いないし、安全保障や防疫も大切だけれど、経済や財政は待ったなしの状態になっているのは、もう子供でも分かるくらいにヒドイ事になっている。
誰が首相をやってもいいのだけど、厳しい状態なだけに打つ手の方向性ははっきりしている。
デフレの克服と、円安誘導だ。
エネルギーやら資源も国内での供給能力が不足しているのだから、円高のうちに海外モノを買いあさってしまえばいい。このまま借金を重ねればいずれは円の信認が市場から得られなくなって暴落するので、円高のうちに打てる策はやっておいた方が良い。いずれくるインフレ・円安も崖から落ちるような急激な暴落は避けたほうが良いので、可能な限り意図的にゆっくりしたペースでインフレ・円安の形にもっていって国内景気を上向かせたい。
やっちゃいけない事もはっきりしている。
デフレ下での増税・利上げ、不況下での公共投資削減。
別にどっぷりケインジアンなわけでもないので、ジャブジャブと非効率な公共投資をし続けろというわけではないけれど、不景気で民間に仕事が無い時期に、公共事業を一気に削るとあっという間に冷えるのが公共投資と景気やら雇用やらの関係なのは自明だと思う。
リフレをコントロールする事ができるか・・という事であれば、恐らく極端に財政が悪化した状態や完全雇用が担保されない状況では難しいのだろう。しかし、国債が消化できなくなってからでは更に打つ手は少なくなる。
本当は、次の国のトップは経済通になって欲しいところなのだが・・。