2005年7月12日

《社長の仕事》

社長の仕事とは、社業における全てである。当社で考えてみると業務の核となる作業はもちろんだが、作業に至るまでの営業、手配、終ってからの給与計算、請求書発送。もう少し広く考えて、人の採用や広報、会計税務処理に問い合わせやクレームの対応、雑務まで考えるとキリがない。
「全て」と云っても本当に全てを抱えこんで独りでやるのでは「組織」ではない。全てを自ら行える事は大切だが任せられるものは思いきって人に任せることが大切である。
この段階では「何をどこまで託すのか?」が重要になると思うが私は優先順位をつけて任せている。

続きをよむ

夏になると業界的にとても忙しくなる。
当社も巨大なうずに巻き込まれるように、仕事に活気が出てきている。私自身もメインのメンバもみんな忙しい。
そして、次の一手というものは、こうした「忙しい」状態の中で生まれることが多い。同様に、「忙しい」と云っている人に仕事は追加され、「忙しく」回っている資源こそが必要とされるものなのだ。
キーパーソンはいつの時代も常に忙しい。私自身も大事そうな案件は決まって忙しい人に頼むことにしている。
だからこそ、次の一歩を踏み出す時に「忙しい」を理由にしてはいけない。
大丈夫。忙しくとも前に行こう!

2005年7月1日

3年目挨拶

- 3年目挨拶 -

代表取締役社長 日向正嗣

 3年目に突入した今。
 創業時より共に戦ってもらっている弊社のスタッフにまずは心から御礼を申し上げたいと思います。そして、当社を信頼し育てていただいているお客様に、本当に感謝の気持ちを伝えて参りたいと思います。
 中京地区が国際空港・愛知万博と巨大案件を抱える中、弊社も確実にチャンスをいただき、時代の波に助けられながら急激に成長することができました。受注規模、受注地域に関しても一年前から著しく拡大し、2005年6月から大阪オフィスを新たに設け、よりお客様のニーズに応える体制が整って参りました。
  弊社がメインに執り行っております法人企業様向けPCの設定・設置業務は、まだまだ需要の大きな市場であり、且つライバル各社が技術力の高いスタッフを長期案件に、個人事業主が1日単位の短期案件にそれぞれ振り分けられてしまう今、弊社のターゲットとしている数週間から数ヶ月の作業案件では、圧倒的に大きなシェアをとる事ができるようになり、しばらくこの流れは変わらない状況となっております。
 しかしながら急成長を支えるべき資金や運用システムは、現在会社の成長余力に耐えられるほどのキャパシティが無く、この3期の大きな課題として我々経営陣が真剣に取り組まねばならない問題と位置づけております。

 また、弊社の強みである金融・財務関係システム(ATM・POSレジ関連)の現地調整作業などには今後も力を入れて取り組み、「お金まわり」を担当できる信頼感を営業の強みとしてより高みを目指すトリガーにできればと考えております。

 会社が大きくなってくるにつれて、やりたい事、やらねばならない事も益々増えては来ておりますが、一つ一つの仕事を大切にして、これからもお客様やスタッフ、弊社に関わっていただく全ての人に喜んでいただけるサービスを目指して精一杯頑張ります。

 今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

2005年6月30日

《二期総括》

先日この事業を始めて最初のクライアントの担当者さんが退職することになり、その送別会に参加させていただいた。トライアンフを生んだのは私であるとしても、育てていただいたのは間違いなくその担当者さんのおかげであった。当社のような小さい企業では間に何社も挟まってしまうのが通例なのだが、その担当者さんのおかげで大きな案件をいくつも委託していただいた。
二期飛躍の原動力となった大手生保さんの無線LAN導入案件こそが、資本金100万規模で歯を食いしばってまわしてきた当社が、資本金規制を撤廃させる300万円に増資するだけの資金を生み出したのは、当社の人間であれば誰でも知っていることである。
当社の二期終了と共に退職ということもあり、心から感謝の思いを伝えたいと思う。
さて、また二期というのは、現在主力としてお仕事をいただいている2社と本格的に協力体制が作れた年でもある。どちらもお仕事があるとまず当社に依頼をかけていただけるので、年間きちんとお仕事を切らさずに回すことが出来た。企業というものは、「ゴーイングゴーサーン」が基本となるので、日々の生活を支えるお仕事をいただける、こうした会社さんの存在こそが当社の生命線を握っている。期待していただいている分、いい仕事をして応える事が当社の使命とも云えるだろう。
そして最後にメインスタッフの整備である。まず創業期から支えてもらっているスタッフには、本当に感謝している。思えば去年の今頃はまだ報酬額も今より2・3割少なかったし、仕事量ももっと不安定で少なかった。みんながクライアントの信頼を一つ一つ築きあげたおかげで、もらえる金額も仕事量も安定してきたのだ。品質に自信があるので、値段の交渉もきちんとできるし、安定した仕事を取ることも出来る。そして途中から入ってきたメンバーもそうした創業時のメンバーの努力を理解し、さらに信頼と品質を謙虚に築き上げていただいてきた。人こそがサービスの核である当社としては、スタッフ一人一人の地道で堅実な仕事の上に成り立つ、それが全ての会社であるといえる。
私は情を大切にしている経営者でありたい。第二期も熱い想いがギュっと詰まった一年となった。地道に誠実にやってきて、実りある一年になったと思う。今はまだ助けてもらってばかりの会社であるが、お客様にもスタッフにも感謝を形にして表せるように、第三期は「会社」というものを本格的に作っていくステージにしたい。
本当に良い一年になった。ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。