携帯電話でウェブを見る時、いつもドコモの囲い込みサイトにはうんざりしていた。
だが、探してみると普通にウェブサイトを見られるソフトウェアというものはあるようで、
http://br.jig.jp/
のブラウザを使えば、普通に携帯でウェブサイトが見られる。
ココ意外にも携帯でウェブサイトが普通に見られるという話はどこかで聞いたことがあるので意外と認知されているサービスなのかもしれない。料金的にはちょっと高い気もするが。
使ってみた感想としては、非常に良くできている。
良くできてはいるのだが、パケット代がかかりすぎる・・。
そこで、パケ代定額制というものがあるのかと探してみるとどうやらあるみたいだ。ちょっとドコモで聞いてみよう。それにしても。標準でこの手のサービスをつけてくれればいいのにという気持ちはぬぐえない。

2005年3月12日

《法務》

ニッポン放送の新株予約権発行差し止めを命じた東京地裁の仮処分決定は、日本の司法制度がまだ生きていることの確認となり非常に喜ばしいことだ。
ライブドアの立会外取引は裏技的な合法策で白に近いグレーだが、日本放送株の割当増資はどこからどう見ても真っ黒であった。これで東京地裁が差し止めに行かないようであれば、司法を金で抑えているとしか考えられなかったのだが、公平で良識的な判断を東京地裁が行った事については、非常に評価できると思う。
さて、白に近いグレーゾーンというものは、企業がサービスを行う上でギリギリを攻めるのはむしろ当然であるといえる。法律というものは、解釈の仕方によって意見が分かれるものであり、けして六法を暗記しているからといって、法律のプロと呼べるものではない。
証券の世界でも同じことがもちろん云えて、白黒を判別するのには、多くの判例や前例を精査するに尽きる。ライブドアの施策は合法の枠内で、前例もあるのでむしろ白に近いグレーである。
前職の証券会社でもサービスを新しく行う上で、多くのグレーゾーンを踏みぬけてきた。ひとつは、ループトレード・日計り商いであり、これは散々議論をつくして関連省庁とも調整してルールを定めたものである。が、前職の法務・監査担当者は経緯も年々変化している法律や省令もまったく理解せずに昔の対面営業時の社内ルールそのまましかわかっていない。それでは、日計りもループもろくにできないのだ。何年かに一度、SECから調べに入られるのだが、このあたりのルールを知らないためガチガチの当局ルールを押し付けられたりしているらしい。法務は規制緩和でルールが変わる現在、素人の法務・監査担当者ではどう考えても役者不足だ。
四月から個人情報保護法がスタートする。うちも十分に注意しなくてはならない。
スタッフに心がけてほしいこととしては、チェックシート等をファックスする際には送信先に十分注意する。手順書・その他資料の持込・持出・コピーなどは極力当社では行わない。ID・PASSなどの重要な情報は、慎重に取り扱う。等であるだろうか。
今まで事故で済まされていた部分が、行政処分等の対象になる。また、会社でかばいきれず、スタッフ個人の責任にまでなる事がある点を特に留意してもらいたい。
一度、その辺の研修も行う必要があるだろう。

2005年3月11日

《六本木ヒルズ》

関東に行ったついでに、楽天・ライブドアで話題になっている六本木ヒルズを見てきた。
前職の同僚で楽天に転職した友人がいるのだが、いい環境で気持ちよく働けるので転職は成功です。と語っていた。同様に、前の仕事場では「一生懸命仕事をしようとすると白い目で見られましたよね、今では軍隊みたいにみんな働いていて・・」といっていたのを思い出した。確かに前の会社ではがんばって自分から仕事を行う人は、会社からはじかれてしまう体質だった。
しかし、軍隊みたいなのもちょっといやだな。実は前職を辞める前、転職も視野に入れてインフォシークを受けたことがあったのだが、確かに肌に合わない感じはした。学生時代の就職活動では自分に何ができるか、何がしたいか、どんな職場で働きたいか、というものがまるでわからなかったのだが、今であれば妥協できる点・できない点がはっきりしている。うちの社風は当然自分色の社風になっているのだが、当分はこの色で進んでいきたいと思っている。
どんな社風であってもヒルズに入れるくらいの成功を収めることができればそれでいい。楽天もライブドアも社風で云えばあれほど特殊な会社もなかなかないだろうから。
新しい気持ちを吹き入れてもらえた今回の関東めぐりは、とても価値のあるものになったと思う。

2005年3月10日

《岡部》

その道の第一人者というものは尊ぶべきであり、その人の引退というものは、一時代の終焉を意味すると思う。
競馬の岡部の引退はまさに巨星落つといったところか。
我々ダービースタリオン世代にも、なんともいえない喪失感があるのだが、等身大で追い掛け続けた競馬親父達の気持は如何ばかりだろうか。正に一時代が彼の引退と共に終るということだろう。
改めて岡部の築いた偉大なる功績に頭が下がる思いである。

2005年3月9日

《旧友》

今週は仕事で千葉に来ている。
関東は久しぶりだ。二都進出を目指す当社としては、関東・関西の仕事も望むところである。一つ一つの仕事がきっと足がかりになっていくのだろう。
タイミングよく前職時代の友人からメールが届き、会おうという運びになる。
昔から人生の選択肢を何かしら選ぶ場合に、私は後悔というものをしないことにしている。しかし、反省すべき事もあるので、違う選択をしていたら・・という、所謂「あったかもしれない自分」というものを検証するようにしているのである。
旧友に会う場合には、その「あったかもしれない自分」に出会えるため非常に楽しい。昔ながらの問題点や、それに対応できないでいる硬直した組織。次々と辞めていく若手・専門家。
起業家としての選択をして心から正解だったと思う瞬間。一方で自分がそこにいれば変える事ができたかもしれない事、今ならやってみたいアイデアなども、次々に思い浮かぶ。
今と云う時を走り続ける自分ではあるが、過去を振り返るのも本当に楽しい。何よりも、かつていた仕事を誇りに思える自分が何よりもうれしい。
最後に一言かつての同士達に言葉を送ろう。俺は俺でがんばるから、まだまだ頑張れ!走り続けてくれ!