2008年7月22日
ガソリンの値上げで物流がえらいことになっている。
うちは、引っ越しなどに係るパソコンリプレースなども強みの一つなので物流業者のお客様や関係者も多い。
最近よく聞くのは、価格に物流コストが転嫁できないからじっと耐えに耐え、きっとある時ピタッと辞めることになる。その時期はどの業者も似たようなタイミングになるから、物流全体がピタッと止まってしまう。ということ。
思うに「お客様第一」の業界はダメだ。生産者や物流や日雇い労働者など、下支えしている人達を磨り潰してコスト削減やサービス充実を続けても、使い捨てでは持続可能な社会は作れない。誰かの犠牲の上にたつ何かの第一主義はヒヅミが多きすがるのだ。
さて、ガソリンに話を戻そう。ガソリンに限らず急激に上がった相場というのは必ず暴落する。
よく今回のガソリン高騰は構造的なものという話を聞くが、小さな市場に投機マネーが入らなきゃ、こんな上がり方はしない。
つまり単純なことで、急騰したものはどこかで急落するのだ。
ガソリンもそう。ドバイもそう。
どちらも既にその兆しはあって、ドバイの反映はラッシュが一息つくまで頑張れるとしても、ガソリンは一調整入ったので、急落もあるかもね。
ガソリン高騰で苦しんでいる物流関係の方には、こういうどっちに振れるか分からないタイミングでは「休むも相場」なんだよと、アドバイスしたくなる。
走って赤字増やしていても良いことないし、辞めちゃう判断も早すぎる。
2008年7月13日
金曜日、経営コンサルタントをしている社長さんが飛び込みで営業に来た。
きちんと私のことも事前に調べていて、中々面白い営業スタンスだなぁと思って、やる事が山積みだったにも関わらず、ついつい話を聞いてしまった。
コンサルの視点は面白い。
話題を揺さぶってみても、軸足がぶれなくて聞き方が上手いなぁと感じた。
インテリジェンスを刺激されるようなやり取りというのは、仕事している時はあまり発生しないのでちょっと飢えているのかも知れない。
でも一つ、話していて気になる事があった。
経営戦略の話でDELLモデルを出していたのだけど、このDELLモデル、去年躓いて大幅転換したのだけど、それを全然知らないようで受注生産方式やユーザ直販みたいな戦略は長期で・・という話を力強く語っていた。
うちをコンサルしようとしていて、DELLのビジネスモデルチェンジを知らないようではなぁ。。市場が変わってきていて、消費者市場・ブリックス・ノートPCの廉価化が進んで、アメリカ中心法人中心のDELLモデルは見直しを迫られた。というところがコンサルのスタートラインで無くてどうするのだ。名古屋駅の地下のユニモールにもおしゃれなDELLショップがあるしね。デザインにもずっと力を入れている。小売に力を入れて来ている・・というところまでは、普通の人でもこの一年でなんとなく気がついているだろうし、コンサルの視点であればもう一歩俯瞰してソリューションと結びつける何かが煌いてもいいと思うのだけど。ね。
いや、DELLのビジネスモデルを自分から引っ張り出すから気になったのであって、門外漢ならそんなウチの業界の戦略に興味が無くて「DELLといえば受注生産直販」を今でもひた走っていると思ってもらっていても全然問題無いのだけど。
まだタイミングではないと思ってはいるけれど、販売や販社との提携はインフラ系をやっている我々としては考えうる進出方向の一つだ。実際協力会社の中には手がけている会社もあるし、うちもDELLと全く無関係というわけでもない。ブレインが市場の変化に鈍感ではトップの決済も正しく行えないし、「知らなかったから」って間違えた舵を取られたらステークホルダーに申し訳ない。
でも、キラリとした視点もいくつかあったので、面白い時間だった。お話したうちのデータをどう加工して今度持ってきてくれるのかも興味がある。ちょうど決算明けで新しい期の方向性を探っているときに良い刺激をもらった。
さて、明日も頑張ろう。
2008年6月27日
決算目前。
アポも無く会計士さんのところに行って決算関連の打ち合わせ。というよりも、最終月の試算表とデータの取りまとめやよく分からないところのヒアリング。
もう後は月曜日を残すのみで、割とどうしようも無いのだけど、状況は把握しておきたいから集められるデータをそろえて今期どんな感じかを掴みにかかる。
今期は採算を割りながら売上を建てに行った前半と、年度末以降売上が確保できない中益出しに行った終盤で難しい舵を切っていった。
4・5月協力会社や外部スタッフに仕事を回せなくて申し訳ありませんでした。
手痛い失敗もホンのチョット嬉しい成功も、今期は沢山味わった。
ようやく一歩だけ前に進めるかな。
決算の数字から浮かぶ一つ一つの仕事が感慨深い。一人一人にドラマがあって、テストの結果を見てちょっと気恥ずかしいような気持ちもあって。
ちゃんと締めてみて、細かい部分を拾い上げて最後までしっかり頑張ろう。
今月末までにやる決算がらみ処理はほぼ完了した。無理を聞いてもらった会計士事務所の皆さんには感謝感謝です。
そして、今週末稼動してくれるスタッフには本当に頭が下がります。私も明日の13時間と明後日の夜勤、現場参加して最後の売上建てに行くので皆、最後まで頑張ろう!
2008年6月5日
2008年5月30日
最近人を見る時に重視しているのは、メンタルヘルスである。
ストレス耐性から始まり、仕事から頭を逃がせられる趣味があるかどうか。
自分って何かや誰かにとって役に立っているなぁという実感。
自信満々で楽しそうにしている人は、簡単には潰れないし一緒にいるとイイコトがありそう。
一方で無責任で体調がいつ見ても悪そうな人は、あっという間に潰れそうだし、フォローの手ばかりかかって長く付き合ってもイイコトなさそう。
この「イイコトありそうが影響しあう」ってのがメンタルヘルスの面白いところで、強力にタフなメンタルの持ち主が近くにいるとその周りの人もどんどん強化されていくし、一方で非常にネガティブで如何にも脆そうな人がグループに一人混じるとチーム全体のメンタルヘルスは弱くなっていく。
日本ではうつ病が増えた増えたと散々マスコミで唱えているけれど、あんな呪文を唱え続ければそりゃ国民全体メンタルも弱くなるだろうさ。
社会が企業に望む「普通」の水準は極めて厳しくなっているのに、企業を構成する人に対するメンタルヘルスの水準は恐ろしく低くなっていて社会が人に望む「普通」の水準は恐ろしく甘く過保護になっている。
これはマッチするはずがないよね。
異常な完璧さを求める何かに、できる範囲でね!と応えられる柔らかさと、頑張っていこう!を前向きに捉えられる人で自分はありたいと思うし、そういう人と付き合っていきたい。
人だからそりゃ、滅入っているときもあるだろうさ。
散々最近はマイナスに引っ張られていた感じがするので、ここはいっちょ自分が強力なメンタルタフネスを発揮して引っ張る側にならねばならんね。
さ。仕事仕事。。