2016年8月29日

第13期決算総括

第13期の決算総括です。
本期は官公庁の大型案件終了に伴う縮小の時期で、およそ月次の4割を占めていたその大型案件終了後の穴埋めを如何にすべきか、というテーマに取り組んだ一年となりました。
幸いながら、業界大手の新規取引先を増やしていくことができ、一定の結果を出せたものの、4割減のうちの2割戻しが精一杯であった期でございました。年商も12期の5億2千万から4億3千万と1億円近い減収となり、難しいかじ取りを何とか終えた数字に着地致しました。利益に関しては、赤字化しない様に取り組むので精一杯な結果となりました。
増収分は新規取引先によるスポットのプロジェクトも多いのですが、通期となる安定した取引も多く、しっかりした運用ができれば、これまでのようなゼロサムではなく、積み上げの形で増やしていけるものもあり、大事にしていきたいと思っております。
一方で、課題は人件費の高騰です。人材の確保・維持はとても難しい期となりましたし、今年以降も傾向は続いていくと思います。そのため、広告宣伝費は大きな負担となっており、効率的な採用戦略は経営の大きなテーマになっていくことでしょう。

今期に目を向けますと、足元の受注状況は決して悪くありません。年内の数字は纏まりそうです。来年も人手不足感は継続しそうですし、大型案件のお話も聞こえてきますので、技術員の確保が上手くいければ足元は安定するかと思います。
社内の今年の大きなチャレンジは中四国の拠点化です。広島にオフィスを構え、社員を置き、ここ数年当社の売り上げの底支えをしてきた中四国エリアの採算化が進めば、当社の業績の安定にも受注の増大にも大きく貢献してくれることになると思います。
それでは、ご関係者の皆様には変わらぬご支援のほど、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

2016年8月27日

広島オフィス設立

新規に広島オフィスを設立しました。

〒732-0821
広島県広島市南区大須賀町15-8
ライオンズステーションプラザ広島 701号
TEL:082-569-8777 FAX:082-569-8777

2016年7月1日

14年目挨拶

いつも大変お世話になっております。
株式会社トライアンフ日向でございます。

昨日をもちまして、第13期が終了いたしました。
変わらず当社を支えていただきました関係者様にまずは心よりお礼申し上げます。
想定の通りではございましたが、大型案件の終了に伴う売り上げの減少に加え、メインとなる取引先様の春以降の失速、6月の大型案件の延期などにて、3月末には1000万円程は利益の残せる想定から、最終クォーターに全てを赤字で食いつぶす結果になってしまいました。
外部要件をあげれば勿論上記のような要因はあるのですが、売り上げの少ない月に赤字が大きくなるのは社内要因も大きく、社員の現場忌避、無駄な生活残業の常態化、経費の非効率な使用などが一部地域で横行し、忙しい時期に見逃されて来た悪弊が厳しい時期に表面化してしまった事になりました。
多くの社員はモラル高く適正に業務に励んでいるところでございますので、功労のある社員と言っても、怠慢な行為を安易に許すこと無く、信賞必罰を徹底して清廉で勤勉な組織風土を作っていきたいと思います。

さて、第14期ですが、新たな柱となるお客様も出来てきたこともあり、足元の仕事量も堅調にございますので、毎月仕事のボリュームが確保できている中四国の拠点化を進めてまいりたいと思います。
イギリスのEU離脱に伴う影響など、マイナス要因にも注視しつつ、下請け業務だけで無く、入札案件やソリューション業務構築にも力を入れ、堅実な収益基盤の構築を進めてまいりたいと存じます。

それでは、今後とも変わらぬご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

2016年5月10日

創業の頃

少しばかり創業のお話し。
2003年6月のコスモ証券を辞めた後、東京から実家に引っ越した。
完全にニート状態だったし、親には早々暫く家にお金を入れる気は無いので、とダメ男宣言をしていた。
当時創業を志していたので、できるだけ安い家賃とできるだけ安く創業支援してくれる会社を探した。
何社か調べて、訪問して話を聞き、「白扇株式会社」のサービスを使うことに決めた。
当時、レンタルオフィスという概念が走り始めたころで、秘書代行や創業支援というものをセットで行っている会社は貴重だったし勉強にもなった。
白扇の社長は、久保田ジュンさんで、私より少し年上なので、当時30代前半の新進起業家だったけれど、経営経験豊富でやり手オーラが出ていた。
手続きは主に専務(現ひまわり丸の内労務オフィス)の水野さんが行ってくれていた。
創業のあれこれを考えるのは楽しかった。
事業計画と呼べそうなものは全然なくて、捕らぬ狸のなんとやらを胸いっぱいに夢想した。
操業日は誕生日の8月27日にした。決算は会社を辞めた6月に設定したので、一期はちょっと短い。
あれやこれやしようとして、全然食べられなくて、それでもニートな自分は恥ずかしいというのもあって、グッドウィルに登録した。
グッドは一般軽作業派遣の他、テクニカルサポート(TS)の部門もあって、そこで今の仕事の原点の仕事を経験した。
グッドの作業は中々に過酷でよくわからず、外国人労働者が集う工場ラインで看守っぽい人が永遠に怒鳴り続けている携帯工場で手が抉れるかと思うような単純作業をやってみたり、
集合場所にスーツで行ったらリーダーが破れまくりのジーンズで来ていて、お客様に叱られてリーダーが追い返され何をするかわからず一日中ただ立っていたりとか、
仕事すっぽかした人の代替え要員として、何するかもよくわかんないまま現場に赴き、お客様からあきれ果てられたりした。
それらの仕事は、本当に色々考えさせられて、自分ならこうするのにな、もっと上手にできるのに、って思うようになり、結局それが現在のメインビジネスになった。
第一期は、年商420万円。自分一人の給料ならまぁまぁだろうけど、既に今のコアメンバーになっている作業者が4人ほどいて、アルバイトみたいな収入だった。
決算書の販管費の役員報酬見てもらうとわかるように、この一年は自分の会社からは経費だけ貰って貯金を食いつぶして過ごしていた。
グッドの他にも登録していたりして、個人的な収入はそっちが中心だったし。
27歳の誕生日創業だったから、なかなか濃い一年で何よりも、自分で自分の看板作って稼ぐってのが楽しかった。
しかし、そうか。振り返って420万って、今の年商の100分の1だものね。恐ろしい少なさだ!
でもまぁ、創業期ってそういうものだと思う。