2006年7月1日

4年目挨拶

- 4年目挨拶 -

代表取締役社長 日向正嗣

 いつも大変お世話になり、誠にありがとうございます。

 当社トライアンフは、創業以来の大きな目標である「株式会社化」「事務所移転」「資本金1000万円までの増強」といった大きなハードルを第3期終了までに越えることができました。
 当社を支えていただいている、お客様・当社スタッフ・協力会社の皆様には本当に心から御礼申し上げたいと思います。

 3年目までは、勢いに乗ってガムシャラに走り続けてきました当社も着実にお客様の信頼に応えることによって、「会社」として期待される社会的責任も増加してまいりました。今後もお客様のご信頼に応えられるように、また当社スタッフがやりがいを持って働ける会社になれるように、体制作りに励んでまいりたいと思います。

 さて、今期のビジネス環境を鑑みますと、最大のポイントは人材の確保・育成になると思います。この一年間において、労働市場における採用状況は劇的に変化しました。当社のような小さい企業が優秀な人材を確保するためには、人材を惹きつける魅力ある企業になる必要があります。
 スタッフが自分の成長を実感できる会社、自分の仕事が会社の発展にダイレクトにつながる事が実感できる会社、会社としての夢を自分の夢として実感できる会社に育てていくことが大切だと思います。そして、ワーキングスタイルの多様化に対応できる、社内システムを構築することが、今期の重要なテーマになると考えます。

 ビジネススタイルは、これまで築き上げてきたスタイルをスキルという縦軸、業務範囲という横軸の両面から拡大する形で発展させ、また同業他社との綿密な連携も視野にいれて、お客様の幅広いニーズに対応していけるよう努力を続ける所存です。

 また、財務戦略については、「当社らしいガバナンス体制はどのような形か」ということを真剣に考え、資本・借入の両面から適切な増強を行い、キャッシュフローを常に意識した安定した戦略で舵を取ります。

 これからも一歩一歩の発展を疎かにすることのない経営を志し、一日一日を大切にした活動を続けてまいりたいと思います。
 今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

本店を新栄から丸の内に移転

2006年6月30日

《第三期終幕》

いよいよ第三期の最終日。
やるだけの事はやれた。組織力が上がってきた分、今期はすばらしい飛躍の期になったと思う。「会社としての土台を創る」事を課題としてきた一年だったが、最後の数ヶ月で多くの課題をクリアする事ができた。
そして今日、最後の一日。
最後の一日の締め方が大事なのだ。

2006年6月26日

《事務所》

事務所移転というものは、構想としてはこの仕事の形を取り始めてから長く取り上げられていた。
私から直接その話を聞いたスタッフもいるだろうし、形を変えながら実際に物件を何度も探した。この時期まで引っ張ったのは、タイミングを見たからである。そして、成長余力を固定費で奪いたくなかったからである。
しかしながら、多くのプロジェクトが進んでいく中で本部ワークの重要性は益々増している。クライアントから求められる要件も満たせないままに、いつまでも引き伸ばすわけには行かないだろう。
第三期もあと一週間、本部ワークもギリギリで走っているが、現場一線で作業をしているスタッフは本当に苦しい中必死で頑張っているのだ。きちんと支えてあげられる体制を作らねばならない。最後だからこそ後に引き伸ばしがちだった要件をキッチリと仕上げにいく事が大切だと思う。

2006年6月21日

《簡易課税》

消費税は、2期前の決算によって、売上が1千万を超えたかどうかで課税業者か非課税業者かが決まる。当社は1期が400万程度だったので、この3期は非課税業者であり、2期が2500万程度だったので、次の4期は課税業者となる。
同様に、2期前の決算によって、売上が5千万を超えたかどうかで簡易課税が選択できるかどうかが決まる。今期3期は5千万超えが確定しているので5期には簡易課税を選択できなくなる。
つまり来期だけ簡易課税と本則課税を選択できるのだが、当社におけるこの選択のメリットデメリットは、人の雇用体制という一点に絞られる。ざっくりと、雇用体制にある社員の人件費が経費の半分を超えるようであれば簡易課税を選んだほうがいいのだ。
つまり4期は働き手に対して更に社員化、安定化を進め、コアな人材で固めて行きたいという決意の選択でもある。同時に無駄な経費の圧縮も進めなければならないだろう。
たった1年だけの選択ではあるが、メリットを出すためにはハードルの高い簡易課税をあえて選択した背景は、4期は「組織化」を実現するという方向性を具現化させるためである。短い期間の変革に関係者は戸惑う事も多いと思うけれど、一歩ずつ形にしたいので是非協力をお願いします。