2005年8月12日

《緊急》

当社では「お客様が困っている時にいかに対応できるか?」に重点をおいている。
ある意味それは、「システム化された合理的な会社」とは対立する定義かもしれない。
契約を守って、自社の理を通すことは実は難しくない。しかし信頼できる人、会社というのは、その向こうにあるものだ。
私自身、緊急対応で夜中突然の作業に呼ばれることがある。現地に行ってみると解決済みや作業日変更で、無駄足に終る場合も多い。
しかし、こうして動く事の意義は大きい。作業自体でPR出来なくとも、心意気は必ず繋がるものだ。
当社はそういう会社でありたい。

2005年8月9日

《決算報告》

第二期(平成16年7月1日~平成17年6月30日)の決算内容が固まったので、ご報告いたします。
http://www.triumph.tc/corporate/kessan.html
第二期決算では、売上高24,818,895円。営業利益177,875円。経常利益177,888円。当期純利益39,988円。となり、第一期からの繰越損である38,800円を差し引いても1,188円の当期未処分利益を上げることができました。
第二期の一つの目標である通期黒字を確保することができ、これまで健全なお取引をしていただいているお客様、当社スタッフに改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。
また、売上高ベースで見ると、第一期が400万強であったのに対し、第二期では2500万近くに達し、およそ6倍近く規模的には成長することができました。また、同時に外注費を中心とする販管費の増大は、当社のスタッフに対する支払が拡大したことを示し、スタッフの作業量・単価は共に第一期と比べ物にならないほど充実したことが判っていただけると思います。私達経営者に対する報酬に関して申し上げますと、第一期は0であった役員報酬が第二期では月々8万円(10月からは専務分も追加)と増額しております。最後に、スタッフとのコミュニケーションや意思疎通を確認するための会議費、お客様との接待費など、取引増大のための布石として重要な費用は積極的に使う方針で参りました。
第二期と同様に今期もまだまだ「持続可能な成長」を追い求める時期であり、この時期に会社の利益のためにスタッフへの支払を抑制したり、必要経費を惜しんだりする段階ではないとの認識でおります。つまり、外注費・通信費等の増大は事業規模拡大には欠かせない部分であり、「最終黒字の確保」を守る限り、出し惜しみはしないという方針で今期も参りたいと考えております。
当社スタッフにもこの点、励みにしていただければ幸甚であり、またお客様も頑張って作業する作業員に対しダイレクトに報酬を反映させられる会社であることをご理解いただると思います。
また、短期借入金は、全て社長である日向より会社への貸付となりますので、財務基盤は極めて健全であり実質無借金経営をしております。現金及び預金に十分資金があるのに、なぜ私からの借入資金が存在するのか?という点では、当社においては報酬支払日が売上入金日より平均一月ほど先行しており、短期資金をショートさせないために十分な現金余力を持たせております。また、次の目標である1000万円までの資本金増資、株式会社化のための原資となる資金であり、デットエクイティスワップの可能性も含め、安全な運用資金としてこのまましばらくは活かして参りたいと考えております。
以上、当社は透明性の高い会社を目指し、けして短期の会社利益を追求するのではなく、全ての利害関係者の満足度に配慮した経営を心がけて参りたいと思っております。まだまだ皆様のお力をお借りしなければなりませんが、何卒今後とも有限会社トライアンフをお引き立ていただきます様、お願い致します。
これをもちまして、第二期の決算報告とさせていただきます。
ご質問などございましたら、日向までお問い合わせ下さい。

去年もこんな感じだった。と、思い出す。
忙しくて、眠れなくて、真っ昼間の運転中、気絶したように眠ってしまい、ノーブレイキで追突した。
事故処理もする時間がなくて、仕事に追い詰められていた。
今年は去年とどう違う?忙しいのは確かだが、現場の責任者も任せられ、仕事の受注や手配も一人でやる必要はない。
不備な点や、迷惑をかけてしまうことも勿論あるが、夜眠る事ができる。
当面、それだけでもありがたい。本当にありがたい。
今週、無理なお願いを聞いてもらった全ての人に感謝。ギリギリの状態で頑張ってくれる皆に感謝。

2005年7月31日

《実践》

実践という言葉は、私が昔から好んで使う言葉であり、私自身の行動原則に通じるものである。
マーケットに一度でも触れたことのある人間であれば共通の感覚であろうが、現実的な課題というものには、理を固めて、その理論どおりに実行できる問題などおよそ存在し得ない。あいまいな状態でも比較優位なものを選択して行動し、仮説を立て、そこに方向性を導き出す。そんな姿勢こそが経営には必要なのである。
つまり、よく「経営の実践」で語られる、「プラン、ドゥー、シー」というものは、ちょっと順番が異なっていて、「ドゥー、シー、プラン」というものこそ、経営に即した実践であろうと私は思う。「この順番は螺旋のようにつながっていて、何処から始めてもいい」という意見にも確かに頷けるものがある。
つまり「実践」を私は「Execution」というよりも「practice」として定義したいということだ。そして私を含めた経営者とは、実践を行う職種の事を云うのである。

2005年7月29日

《市場の声》

私のように投資家出身の経営者は、どうしても「投資対象としての会社」という視点から会社を運営したくなる。
志も勿論大切だが、財務体質や将来性をリアルに感じとれる方策や目的を好む。
実際に「どんな株を買うよりも自分の会社に資金を賭ける方が安全に儲かる」と確信しているから、全財産を会社に突っ込んだりもしているのだ。
いづれは誰もが、うちの株をこぞって買いたがるように会社を育てて行きたいし、誰でも買えるシステムにしたい。
好きなように会社ごと買わせはしないが、皆が成長性を信じられる会社にしていきたい。